この頃、朝日新聞が変だといえば、積極的平和主義の皆さんからは、そうだそうだ、ということになるでしょう。
4月から、紙面づくりを変えます風な社告があったのですが、夕刊、一面が変です。軽薄短小いや軽薄長大記事が多い、俗にいう夕刊新聞、イエロー・ペーパーと同じ方向です。
新聞の記事の大きさは、まだまだ価値の大小の印象を与えています。新聞が読まれない、朝夕刊のセットくずれ、の対策でしょうか。新聞、全国紙、朝日のイメージ、信頼を落とします。少なくとも<新聞は公器>を失くします。
ますます、<新聞が書かない事実>なんて、ネットに言われてしまいます。
昨日(5月1日)の夕刊一面。<山田うどん>の記事がそうです。夕刊とはいえ朝日新聞の一面トップの大記事の内容ではありません。芸能・娯楽欄の内容です。
しかも、その内容は、日本経済新聞の4月12日付朝刊埼玉経済面の記事と、ほぼ同じ。この種の記事は、他紙に載った記事は、普通は書かない、でしょう。朝日の記者なら書かないでしょう。
(他の新聞、ネット上に、この件で何が書かれているのか、知らないのですが)
山田うどん、って、食堂、お料理としての山田うどん、って、何の特徴もない、ワタシが自炊でつくるうどんと変わらない。一杯240円。朝日の記事によると<ターゲットは、トラック運転手>、うどんをオカズに<丼めし>が、山田うどんスタイルです。
・・・気取る必要はないけど、<外食の時ぐらい少し気取りたい>ものです。・・・・ひとり秘かに行くのが、山田うどんです。あるいは、吉野家の牛丼もそうでしょう。
それを、<平凡こそ埼玉・山田うどん愛>、の大見出しで書いているのです。
<うどんをおかずに丼めし>を埼玉県民のソウルフードにされたら、埼玉県民、しかも埼玉郡部居住のワタシは、恥ずかしい。
それが、埼玉県の実情とはいえ、そっとしてほしい。それを開き直って<山田うどん愛>なんて書かないでほしい。
川越のさつま芋に加えて、山田うどんが、ダさいたまの象徴になってしまいます。
ワタシ、さつま芋の形の埼玉県の東の端・根っこの所に住んでいるのです。
とはいえ、山田うどんはメジャー入りです。めでたし、めでたしです。埼玉県知事の特別表彰も時間の問題でしょう。ああ・・・うどんも和食・世界文化遺産でした。
*ウチの近所、4号バイパスの越谷市と春日部市の境界近くの山田うどん、です。
これも、景気が悪いせいなんでしょうか。生活の質的向上なんて、叶わない時代でしょうね。実は、ワタシもお世話になっていたりして・・・。もっとも、近くの山田うどんは、国道沿い、トラックでなくても乗用車を出さねばなりません。
それで、最近は、歩けるコンビニ弁当に移行しつつあります。うどん並みの価格、バラエティ豊富・・・あれほど<親は子どもにコンビニ弁当で済ませたらいけません>でしたが、次は、コンビニ弁当愛キャンペーンでしょうか。
私見ですがやまだうどんは話題づくりのネタ水準と承知。
ノイズに隠れるレベル、ピーク高の内実と判断します。
ネタづくり。
自然発生でなく、巧妙な戦術かもしれませんね。その昔、ブームには、必ず、電通や博報堂の<しかけ>があった時代がありましたね(f)
こんな記事を見つけましたのでお知らせします。
(きょうは仕事で山田うどんどころでありませんが..)
埼玉県を中心に首都圏で展開する「山田うどん」が舞台のラジオドラマが、
18日午後7時からTBSラジオで放送される。
(web版東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014051790135600.html