オルセー展より、芸大・美大卒業・修了制作展が断然楽しかった(2007.2.25)

2007-02-25 22:14:14 | Weblog

オルセー美術館展の招待券の有効は3月2日までだった。最近、身辺いろいろあって、今日しか行くときがない。日曜だし混むだろうな、と思いながら出かけました。

会場の上野の東京都美術館に着いたのが、10時10分頃。10分待ちとのプラカード。並びます。入場しても、ゆっくり“鑑賞”する状況にはありません。絵の前には、大勢がへばりついているのです。

ゴッホの<アルルのゴッホの寝室>にたどり着いた。地下鉄の駅からここまで、あちこちにたくさん貼ってあるポスターと同じ<ゴッホの寝室>だった。遠目には、ポスターと同じ、としかわからなかった。
その隣に、セザンヌの<サント・ヴィクトール山>があった。この山の絵も好きなのですが、どうもあちこちにあるようです。八重洲のブリジストン美術館にもあります。

会場にちょうど1時間いて出ました。入場待ちの列はもっと伸びています。出がけに、華やいだ美術展が見えました。迷わず入ってみました。

東京藝術大学の卒業・修了作品展と東京五美術大学連合卒業・修了制作展です。会場は、若い、明るさが流れていた。ハッとする作品がいくつもありました。大勢の誰もがカメラや携帯電話を作品に向けて笑顔です。
作品のそばに、作家と思える学生が晴れやかに立っています。足元には学生時代の作品ファイルと、感想用ノートが置いてあります。

*室尾裕一さんの作品“楽器を吹く人”

 オルセー展のひしめき合う大人の展覧会はなんだろうか、と思いましたね。