ボブ・ディランに影響を与えたエリック・フォン・シュミットが死去(2007.2.6)

2007-02-06 13:20:03 | Weblog

*亡くなったエリック・フォン・シュミットのイラスト。左が表紙(ボブ・ディラン、ジョーン・バエズ)、右が裏表紙(リチャード・ファーリナ、ミミ・バエズ・ファーリナ/バエズの妹);原本は<Positively 4th Street>

昨日(2月5日)の朝日新聞朝刊に、エリック・フォン・シュミット(Eric von Schmidt)さんが亡くなったとありました。
*2007年2月5日朝日新聞31面

ということなら、今日のブログは、“少し迷います”が、彼の話になります。

私が若かりし日に、惹かれていたのは、アメリカ・60年代・ムーブメント・活動行動、音楽でいえば、ジャズではなくフォークソングだったでしょう。

ボブ・ディラン(Bob Dylan)やジョーン・バエズ(Joan Baez)を追っていましたが、今と違って、当時は、日本からすべてが見えていたわけではありません。

見え隠れしていた人の中に、エリック・フォン・シュミットがいたのです。
ボブ・ディランに影響を与えたなんて、リアルタイムで日本に伝わってくる時代ではなかったのです。ただボブ・ディランとジョーン・バエズのコンサートのポスターを描いた人であることは知っていました。
そのポスターは、5年ほど前(2001年)に、ボブ・ディランやジョーン・バエズらの日々を書いた本がアメリカで出版されたおり、表紙に使われていました(写真①)。

なけなしのお金で買っていたレコードも、フォーク・カントリー・ブルースあたりです。最近のCDショップのジャンル分けでは、ルーツミュージックです。
このジャンルは、TSUTAYA(庄和町/現春日部市)には、ほとんどありません。

エリック・フォン・シュミットのレコードが、うちの棚から3枚出てきました。
ボブ・ディランの周辺として買っていたのです。CDは持っていません。

1、Dick Farina & Eric von Schmidt (F-LEUT/7,1967年 リリース、英)
バックにアメリカの民俗楽器演奏もあってなかなかいい(ボブ・ディランは、Blind Boy Grantの名で参加)。

2、Blues Project(EKL-264,1964年リリース、米);
8人のミュージシャンのひとりとして参加、またこのLPのデザインも担当している。(ボブ・ディランは、Bob Landyの名で1曲に参加)

エリック・フォン・シュミットのレコードも一枚持っていました。
3、 Eric von Schmidt 2nd Right 3rd Row (PYS-5705,1970年代初リリース、米);
兵隊時代に朝鮮戦争に参加し、日本にも駐留していたようです。(ボブ・ディランの推薦文が貼り付けてあるから、ひょっとすると一緒に演奏している曲があるかもしれないと思って買ったのです)。
このLPジャケットのデザインは、ミルトン・グレーザー(Milton Glaser)です。

  【おまけ】

* これらのレコードは、けっこう高く売れるかもしれません。いやいや、さしあげてもいいかな。探している方は、けっこういるでしょうね。

*このブログを読んで下さった方で、関心のおありの方は、geibunkyou@mail.goo.ne.jp に、ご連絡下さい。