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新線に積極的な阪急電鉄も実現性は・・・②

2018年02月02日 09時03分04秒 | 鉄道のよもやま話

前回、阪急電鉄は ”なにわ筋線構想” を含む新線構想を5つ検討していることを書きました。
その実現性について、まず資金面での問題を述べましたが、今回はそのうち3つの構想が重なる十三駅に問題があります。

3つの新構想の接点となるのが十三駅です。
その3つの新構想とは、1、なにわ筋連絡線(十三~北梅田) 2、新大阪連絡線(十三~新大阪) 3、西梅田・十三連絡線(西梅田~北梅田)です。

  

この十三駅は、現在、阪急電車の神戸線、宝塚線、京都線の接点でもあり、ここに上記の連絡線を接続させるには、周りが密集の商業地であり、自ずと地下駅が想定されます。

そしてこの3つの構想だけではなく、これが出来れば5つの構想も含めると、伊丹空港や関西空港、新大阪駅、難波などからも直通列車が乗り入れることが出来ます。

そこでこれらの連絡線を繋ぐのは、地上での現在の3線との接続は、無理で、たとえ地下化されても莫大な建設費と工期が必要となります。

地下駅が出来るとしても、単純に考えて、現在の3線から個別に地下に入り、それぞれから北梅田や新大阪に分離させるという方法が考えられます。

    
 
別に、京都線の淡路駅、神戸線の神崎川駅それぞれから地下で新大阪駅を経由して十三で接続させ、そこから北梅田につなぐ方法もありますが、いずれにしても費用と工期がかかることは必至です。

将来の北陸新幹線やリニア新幹線をも見据えた戦略をあわせて考えてゆかなくてはなりません。

現状と将来を見据えて採算性などあらゆるところを考えて、どうクリアしてゆくか、阪急電鉄の手腕が問われます。

阪急電鉄が新線計画に積極的な訳については次回に述べます。



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