4月から「高齢者の医療確保に関する法律」が施行され、これまでの基本健診(市民健診)に代わって、新しい健診制度がスタートします。
それは”メタポ”に着目した「特定健康診査」と「特定保健指導」です。
メタポリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予兆を見つけ出し、生活習慣病の発症を予防しょうとするものです。
新健診の一番の特徴は、健診項目に初めて「腹囲」ご導入されたことです。
へその上から測る腹囲(ウエスト径ではありません)が男性で85cm以上、女性で90cm以上であれば内臓脂肪型肥満が疑われるというもので、血圧、糖尿、脂質などの追加診察を行うというものです。
従来の健診では異常値が出ても通知されるだけでしたが、「積極的支援」と「動機付け支援」に選定され、医師、保健師、管理栄養士が食生活改善に関する行動計画を作成し、それに従って3~6ヶ月にわたり生活するよう指導されます。
さて、これで健診を生活習慣病の効果的な予防につなげ、糖尿病などの有病者と予備軍の25%削減を目標に掲げて医療費の抑制をめざすことが出来るのでしょうか?
健診を受けなくても腹囲が男性で85cm以上の人は、心配になり病院に行く事になれば、反対に医療費が増加するのではないでしょうか?
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