東寺は、空海(弘法大師)の開基になる真言宗の総本山で、正しくは教王護国寺といいます。
平安京が出来るとき、国家鎮護のため羅生門の東に創建されたことから、東寺と呼ばれていますが、当然東寺があれば西寺もあったのですが、今は面影もありません。
金堂は国宝、講堂は重要文化財、そして五重塔も国宝で、高さは55mで国内最高だそうです。
特別公開される五重塔の初層内部は、心柱と呼ばれる柱が真ん中にありますが、この柱は、最上階まで続いているものではなく、各層ともだるま落としのように積み重なっているそうです。
内部の写真は撮ることが出来ません。 借用しました。
内部はこの心柱を大日如来に見立てて、その四方にはこの心柱を守るように金剛四仏が鎮座しています。
天井もその周りにある梁や柱は極彩色に塗られ(ていたのですが今は部分的に剥げています)、その文様は絢爛たるものです。
創建は平安時代ですが、その後落雷などで4度焼失し、現在は5代目で古来の工法で1644年に3代将軍徳川家光の時代に再建されています。
外観も内部も約360年前の姿が今も残っています。
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