京都国立博物館の”狩野永徳展”とその周辺の三十三間堂、豊国神社、方広寺、六波羅密寺を回ってきました。
NHKなどで度々放映されてきましたが、”狩野永徳展”の実物を見に行ってきました。
桃山時代の覇者として日本美術史に輝かしい足跡を残した狩野永徳は、”天下を取った絵師”として、信長、秀吉らの時の権力者に重用された絵師です。
屏風絵、襖絵、扇面画などの水墨画から風俗画、肖像画など多種多様の時の一人者の絵師の絵は、良くここまで描かれたものと感服の連続でした。
中でも唐獅子図屏風や檜図屏風は、評判以上に魅了しました。
ここに展示された以外にも、安土城、聚楽第など多くの作品が焼失したり、消滅したものがあることを思うと残念でなりません。
この会場のすぐ南には、国宝の三十三間堂を訪れました。
この建物もそうですが、中にある中央の中尊(十一面千手千眼観世音)を中心に左右500体、合計1001体のご本尊にも圧倒されました。
今や正月の風物詩となっています通し矢が行なわれる場所に立つと如何にこの建物(本堂)が大きくて、威圧を放つことに気がつきました。
この長いお堂は、120mあり、正面の柱間が33あることから「三十三間堂」と通称されています。
この三十三間堂は正式には蓮華王院といい、1164年に平清盛が造進されましたが、80年後に焼失しました。
1266年に再建され、その後幾度の修理を経て740年保存されいることを思えば、現在にも多くの人々が古の威容さに感服せざるをえません。
ここを後にして、豊国神社、方広寺、西国第17番札所の六波羅密寺を回りましたが、ここの様子は、後日に報告します。
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