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会社は誰のもの??-その8-

2006年02月05日 10時12分50秒 | 会社は誰のもの

今まで会社は誰のものか??を色々と述べてきました。
論理だけでは何も解決しないことは、分かったと思います。

民主主義も論理は、きちっと通っていますが、「国民が成熟した判断が出来る」という大前提が永遠に満たされないのでは、民主主義も危ういのです。
その本質たる自由と平等はその存在と正当性のために「神」を必要とするという致命的とも言える欠陥があります。

 
  今日の絵は、”りんごのある風景”です。F8号

論理と合理に頼りすぎてきたことが、現代世界の当面する苦境の真の原因ではないでしょうか? 論理や合理性を否定してはなりません。「それだけでは人間はやっていけない」のです。

会社は、経営者や株主だけではなく、そこに働く従業員とその家族、そしてその企業の顧客・地域社会のものでもあるのです。

そこが、今の会社や社会に欠けているのではないでしょうか?
ライブドア事件、東横インホテルの経営者
には、何の使命感も責任感もありません。
あるのは金至上主義だけなのです。

日本の社会には、日本人が受け継いできたもっと大事なものがあるのではないでしょうか? 
日本人が古来から持つ「情緒」、あるいは伝統に由来する「形」、こうしたものを見直さなくてはならない時に来ているように思います。

それが、この狭い島国で培われてきた長い歴史のある日本人のDNAが、今失われて来ているように思われてなりません。

次回のシリーズでは、この日本人のDNAについて述べていきます。


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