京都北洛の叡山電車の一乗寺駅界隈には、一乗寺というお寺はありません。
左京区一乗寺下り松という地名は、江戸時代 宮本武蔵と吉岡一門が決闘の地として有名です。
平安時代から中世にかけて一乗寺という天台宗のお寺があったのですが、今はありません。 記念碑のそばにある松は4代目だそうです。
さて、詩仙堂から曼殊院まで約15分程徒歩で到着します。洛北の静かな田園地帯を坂道を登ったり下ったり、少し汗ばみながらゆっくりと散策しました。
曼殊院 勅使門
曼殊院は、江戸時代初期の代表的な書院建築で、その様式は桂離宮との関連性があり、「小さな桂離宮」とも言われています。
洛北屈指の名刹で皇室一門が住職である門跡寺院で天台五門跡(青蓮院、三千院、妙法院、毘沙門堂)の一つです。
国宝は、黄不動画像や曼殊院本古今和歌集があり、他にも多くの文化財があります。
でも、書院のふすまや壁画などは、ほとんど見ることもできないぐらい劣化していました。
国宝の陳列には複製とありましたが、他はどうなのでしょうか・・・
書院のほか、台所やそこで使われたであろう天目台、お膳、食器などが棚に並べてあり、時代を感じることが出来ました。
なお、室内の撮影は厳しく禁止されていました。
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