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てつがくカフェ@ふくしま

語り合いたい時がある 語り合える場所がある
対話と珈琲から始まる思考の場

てつがくカフェ@ふくしま2021.12.18. 「どこからが差別か?」

2021年12月15日 08時32分40秒 | 開催予定
12月は「差別」について問い、考え、語り合いたいと思います。

てつがくカフェ@ふくしま2021.12.18.
【テーマ】「どこからが差別か?」
【日 時】2021年12月18日(土)
     16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター A会議室&ZOOM

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】会場参加:不要 (直接会場にお越しください) 
        オンライン参加:要(問い合わせ先までメールをお送りください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp





今回も会場とオンラインの同時開催となります。

会場参加をご希望の方は、お申し込みは不要となりますので、直接会場にお越しください。

また【「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)

の記事をお読みいただき、マスク着用等のルールを守ったうえでご来場いただければ幸いです。



オンライン(Zoom)参加をご希望の方は、

オンラインミーティングにアクセスするためのURL等をお送りいたしますので、

問い合わせ先まで参加申し込みのメールをお送りください。



さて、今回は参加者の方からリクエストのあった「差別」がテーマとなります。



「差別」を辞書で引くと

1.あるものと別のあるものとの間に認められる違い。また、それに従って区別すること。「両者の差別を明らかにする」

2.取り扱いに差をつけること。特に、他よりも不当に低く取り扱うこと。「性別によって差別しない」「人種差別」

と記載されています。



今回のテーマは上記の「2」で述べられている

人種差別や性差別といった問題について語り合いたいと思います。



まずは今年に起きた差別的な言動や事件についてまとめてみました。


五輪組織委の森会長、性差別発言で辞任

新型コロナ禍でのアジア系への人種差別(ヘイトクライム)

東京オリンピック開会式の作曲担当が過去に同級生へのいじめを告白していた問題(障がい者差別)

仏サッカー選手の日本人に対する「人種差別発言」

メンタリストDaiGoのホームレスへの差別発言

エンゼルスの大谷翔平選手への差別的発言で解説者のモリス氏に無期限出演停止

「種の保存に反する」と差別発言した自民党議員へLGBT団体が謝罪と撤回求める



上記の通り、2021年現在においても

世界から「差別」はなくなっておりません。



普段、日本で生活している日本人にとって

日本人ということを理由に差別を受けることはほとんどありませんので、

人種差別といわれてもピンと来ない方もいらっしゃるかと思います。



しかし、海外へ出て差別を受けたことのある人でないと

わからない世界があることもまた事実です。



また人種差別、女性差別、LGBT差別以外にも

「本当のことだから」といって他人に対し

低学歴、低賃金、ブサイク、太っている、発達障害だ、などと言うことも

相手への敬意を欠いた一種の差別発言のように思われます。
(発言した本人はこれが侮辱や差別だとも思ってないようですが…)



そして差別は何も不当に低く取り扱うことだけではありません。

「取り扱いに差をつける」と辞書にも記されているように

特別に優遇することもまた「差別」だと受け取る方もいます。




男性しかいない職場で一人可愛がられる女性社員や

外国人だからという理由で日本語の課題を免除される留学生など

周りから見れば優遇されているように思えても、

本人は「差別」と受け取っている場合もあり、

これらの「差別」は体験しないと分からない境遇と言えます。




上記以外の話でも

当日は「差別」について皆様と一緒に考えたいと思います。




「てつがくカフェ@ふくしま」は

差別を受けたことがある人でもない人でも

誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。


てつがくカフェ@ふくしま2021.11.13. 「運命は甘受すべきか?」

2021年10月23日 20時35分00秒 | 開催予定
11月は「運命」がテーマとなります。

てつがくカフェ@ふくしま2021.11.13.
【テーマ】「運命は甘受すべきか?」
【日 時】2021年11月13日(土)
     16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター A会議室&ZOOM

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】会場参加:不要 (直接会場にお越しください) 
        オンライン参加:要(問い合わせ先までメールをお送りください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp







今回も会場とオンラインの同時開催となります。

会場参加をご希望の方は、お申し込みは不要となりますので、直接会場にお越しください。

また【「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)

の記事をお読みいただき、マスク着用等のルールを守ったうえでご来場いただければ幸いです。



オンライン(Zoom)参加をご希望の方は、

オンラインミーティングにアクセスするためのURL等をお送りいたしますので、

問い合わせ先まで参加申し込みのメールをお送りください。



さて、今回の「運命は甘受すべきか?」ですが、

こちらはコロナの前に参加者の方からリクエストを募った際に

提案されたテーマとなります。



「運命」という言葉については

何かしら自身の体験を踏まえて語れるかと思いますが、

その問いが「甘受すべきか?」という

あまり日常的に使われない言葉による問いになりますので、

まずは言葉の整理からさせていただきます。



「甘受する」を辞書で引くと

「あまり好ましくないことや条件などについて、そのまま甘んじて受け入れること」(実用日本語表現辞典)

と記載されています。



つまり「運命を甘受すべきか?」というテーマは前提として

「運命=あまり好ましくないこと」であるという認識からの問いであり、

テーマを分かりやすく言えば「どんな運命でも甘んじて受け入れるべきか?」ということになるかと思います。



また、この「運命」という言葉をどう考えるかによって、

色々と意見が分かれるかと思います。



例えば、運命について質問された時、

「運命はある」と信じている方と

「運命なんかない」と否定される方がいるかと思います。



ここに二つの異なる考え方が生じていますが、

「運命を信じている」という人の中でも色々な意見があり

「一切の出来事は、人間の意志にかかわりなく運命によって決定する」

という考え方(運命論=宿命論)をする方もおられます。



この運命論は、占いや宗教などにも見受けられ、

生まれた年や月で自分の運勢や運気を見たり、

星の動きなどで神や天の意志を知ろうとするという行いも

「未来はあらかじめ決まっている」「人間の力では運命を変えられない」

という運命論がベース(基底)にあると考えられます。



一方で、「運命なんかない」

「人間は自由意志のもとで未来を自由に選択している」という主張の方もおられます。



そして、運命を甘受し、それでも心挫けない人もいます。

視覚と聴覚の重複障がい者でありながらも

障がい者の教育・福祉の発展に尽くしたヘレン・ケラー(1880~1968)氏は

「世の中はつらいことでいっぱいですが、それに打ち勝つことも満ち溢れています」

という言葉を残しています。



また、2021年に「隻腕」の高校バスケ選手として注目されているのが、

ハンセル・エマニュエル(2004~)さんです。

6歳の時、事故で片腕を失った彼は

「あの事故は神様の僕に対する試練だと思うんだ。

 人より厳しい道を与えることで短期的には苦しくても、長期的には他人より一層努力ができ、
 
 物事に一生懸命になれる人間に成長することを神は期待しているのだと捉えたよ」

とキリスト教の信仰心の厚い彼は片腕というハンデを乗り越え活躍を続けています。

(YouTubeで彼のキャリアやプレーを紹介している動画もあります)



上記以外の話でも

当日は「運命」について皆様と一緒に考えたいと思います。



「てつがくカフェ@ふくしま」は

運命を信じている人もそうでない人も

誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。


てつがくカフェ@ふくしま2021.10.16「お酒を飲むことは必要か?」

2021年09月22日 20時40分00秒 | 開催予定
10月は「飲酒」がテーマとなります。

てつがくカフェ@ふくしま2021.10.16.
【テーマ】「お酒を飲むことは必要か?」
【日 時】2021年10月16日(土)
     16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター A会議室&ZOOM

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】会場参加:不要 (直接会場にお越しください) 
        オンライン参加:要(問い合わせ先までメールをお送りください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp







今回も会場とオンラインの同時開催となります。

会場参加をご希望の方は、お申し込みは不要となりますので、直接会場にお越しください。

また【「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)

の記事をお読みいただき、マスク着用等のルールを守ったうえでご来場いただければ幸いです。



オンライン(Zoom)参加をご希望の方は、

オンラインミーティングにアクセスするためのURL等をお送りいたしますので、

問い合わせ先まで参加申し込みのメールをお送りください。




さて、これまで身近にあるさまざまな問題について、

参加者の皆様と対話を行ってまいりました「てつがくカフェ@ふくしま」ですが、

ある意味、てつがくカフェ@ふくしまという団体にとって

最も身近なテーマとも言える「お酒」については、

今回まで議題として取り上げることはありませんでした。




そもそも「哲学」と 「飲み会」 は切っても切れない関係ともいえます。

古代ギリシャの哲学者・プラトンの『饗宴』は、宴会での恋愛話を、

プラトンの師匠であるソクラテスが「問答法」と呼ばれる手法で

哲学的な議論に発展させ、愛の本質に迫っていく内容となっています。





てつがくカフェが開催する時間帯を夕方(16時~18時)に設定しているのは、

そのまま懇親会(「二次会」とか「シンポジウム(饗宴)」とも呼ばれる飲み会のことです)へと

スムーズに移行することができるよう、

いわば「哲学には飲み会が不可欠」という考えのもとでイベントを企画しているからです。




てつがくカフェ終了後に毎回必ず開催されてきた懇親会は、

1周年を迎えるころにはすっかり定着し、

一部の参加者の間ではてつがくカフェが一次会で、

懇親会を二次会と呼ぶ風習までできあがっていました。




その後、2019年1月からは参加者の方からの提案で

懇親会の新方式」を採用し、

非飲酒者も参加しやすい懇親会を行ってまいりました。




しかし、新型コロナの影響により2020年2月を最後に

てつがくカフェでは対面での懇親会を開くことを自粛しております。

オンライン限定の開催の際に、何度かZoom飲みを実施しただけで、

開催当初は思いもしなかった

てつがくカフェ後に懇親会を行わないという異例の事態が現在も続いております。




世間的にもコロナ禍以降、

忘年会や歓送迎会などの飲み会は激減しておりますが、

一方で、「会社の飲み会が減って良かった」と感じる人の割合も増えてきています。




お酒が好きだという方は、

飲み会がなくて残念だと感じていらっしゃるようですが、

お酒を飲まない方の中には

飲み会を「時間の無駄」「楽しくないし苦痛」「飲み二ケーションを誉れとする古い悪習」

とはっきり苦手意識を持っている人もおり、

コロナ収束後もないままでいいという「飲み会不要論」を唱えられる方もおられます。




体質からお酒を飲めないという方から、

睡眠障害、体重増加、老化、重病、依存症などのデメリットからお酒を辞めた方まで

飲まない理由は人それぞれですが、

国税庁の調査によると、日本人の飲酒は減少傾向にあるそうです。



最近では『「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本』(垣渕 洋一著、青春出版社、2020年)がベストセラーになるなど

飲酒に対する国民の意識が変化してきているように感じられますが、

てつがくカフェという飲み会を前提として始めた場で、

はたしてお酒を飲むことは必要なのか

皆様と一緒に語り合ってみたいと思います。



「てつがくカフェ@ふくしま」は

お酒を飲むことが好きな人も嫌いな人も

誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。

てつがくカフェ@ふくしま2021.9.18. 「死刑は有りか?無しか?」

2021年09月01日 20時50分01秒 | 開催予定
9月は「死刑」について問い、考え、語り合いたいと思います。

てつがくカフェ@ふくしま2021.9.18.
【テーマ】「死刑は有りか?無しか?」
【日 時】2021年9月18日(土)
     16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター A会議室&ZOOM

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】会場参加:不要 (直接会場にお越しください) 
        オンライン参加:要(問い合わせ先までメールをお送りください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp







今回も会場とオンラインの同時開催となります。

会場参加をご希望の方は、お申し込みは不要となりますので、直接会場にお越しください。

また【「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)

の記事をお読みいただき、マスク着用等のルールを守ったうえでご来場いただければ幸いです。



オンライン(Zoom)参加をご希望の方は、

オンラインミーティングにアクセスするためのURL等をお送りいたしますので、

問い合わせ先まで参加申し込みのメールをお送りください。



さて、今回は参加者の方からリクエストのあった

「死刑」がテーマとなっております。



「死刑」は生命を奪う究極の刑罰であるため、

人道的また人権保障の観点から

国際的に死刑を廃止している国が多いのが現状です。



一方、日本は主要先進国の中でも

死刑制度を維持する数少ない国の一つとなっております。



また2018年に行われた死刑制度に関するアンケート調査では

死刑容認派が多数を占める結果となりました。



死刑制度の存続と廃止に関するそれぞれの主張について

こちらの資料でまとめられていたので、一部抜粋して紹介します。


【死刑廃止の立場】

・ 残酷で野蛮な刑法であるため

・死刑廃止は国際的潮流だから

・一度執行すると取り返しがつかないから(冤罪問題)

・死刑に犯罪を抑止する効果が果たしてあるのか?

・どんな凶悪な犯罪者であっても更生の可能性はある


【死刑存続の立場】

・人を殺した者は、自らの生命をもって罪を償うべき

・国民の一般的な法感情として死刑は妥当という考えがある

・冤罪が許されないのは、死刑以外の刑罰も同じ

・死刑制度の威嚇力は犯罪抑止に必要

・凶悪な犯罪者による再犯を防止するためにも必要




上記のように死刑制度をめぐる議論は、

専門家の中でも意見が分かれており、

また宗教、哲学、国情などが複雑に絡む極めて重いテーマであるため

現在に至るまで、様々な論点をめぐり対立してきました。



そんな存続論と廃止論の溝が深い

「死刑」という刑罰について

法学者や犯罪心理学者といった

その分野のエキスパートではなく、

専門的な知識がなくても参加できるてつがくカフェという場で

皆様と一緒に議論していきたいと思います。




「てつがくカフェ@ふくしま」は

死刑制度に賛成の人も反対の人も

誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。

シネマdeてつがくカフェ2021.8.22. 『おもひでぽろぽろ』

2021年07月20日 07時00分00秒 | 開催予定
8月はシネマdeてつがくカフェを開催いたします。

課題映画は1991年に公開されたスタジオジブリの作品『おもひでぽろぽろ』です。

シネマdeてつがくカフェ2021.8.22.
【課題映画】『おもひでぽろぽろ』
【日 時】2021年8月14日(土)22日(日)に変更
     14:00~16:00 課題映画鑑賞会
     16:00~18:00 シネマdeてつがくカフェ
【場 所】福島市市民活動サポートセンター A会議室&ZOOM

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】会場参加:不要 (直接会場にお越しください) 
        オンライン参加:要(問い合わせ先までメールをお送りください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp





同日の14時から課題映画の鑑賞会を行いますので、

『おもひでぽろぽろ』を観たことがない方や

観たことはあるけど、どんな話だったのか忘れてしまった方などは、是非ご参加ください。


また、会場参加の方は、お申し込みは不要ですが、当ブログに掲載されております、

「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)】に従い、

マスク着用等のルールを守ったうえでご来場いただきますようお願い申し上げます。


なお、シネマdeてつがくカフェのみ参加の方やオンライン参加の方は、各自映画を鑑賞の上ご参加ください。




『おもひでぽろぽろ』は有名な映画ですし、地上波でも何度も放映されましたので、

ご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか。

東京生まれ東京育ちの岡島タエ子が、ある夏、休暇を取って姉の夫の親類の家を訪ねます。

山形へ向かう夜汽車の中、田舎にあこがれていた子ども時代を思い出し、

現在(1982年、27歳)と小学校5年生の時(1966年、10歳)を

行ったり来たりしながら話は進んでいきます。



2013年に、世話人の小野原が、当時てつカフェの常連だった方に薦められてこの映画を見て、

自身のブログに2本の記事を書きました。

以下のブログ記事は映画鑑賞前には読まないほうがいいです!)

『おもひでぽろぽろ』 に見る昭和時代の家庭教育

『おもひでぽろぽろ』 の自然観

とりわけ最初の記事は映画に対して批判的な内容だったため、

ものすごい数のアクセスとコメントが殺到しました。

ブログ内容に共感するコメントもなかったわけではありませんが、

ほぼほぼ炎上状態だったと言ってさしつかえありません。



さて、映画公開から30年、物語の舞台から45年、

ブログ炎上から8年経った今、この映画を見たら皆さんはどう感じるのでしょうか。

映画について何でも自由に語れるシネマdeてつがくカフェという場で、

改めてこの映画について語り合ってみたいと思います。



「シネマdeてつがくカフェ」は

映画を観て感じたこと、考えたことを、

安心して何でも語り合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。


てつがくカフェ@ふくしま2021.7.17. 「インターネットは社会をどう変えたのか?」

2021年06月20日 05時30分00秒 | 開催予定
7月はインターネットが社会に与えた変化について皆様と語り合いたいと思います。

てつがくカフェ@ふくしま2021.7.17.
【テーマ】「インターネットは社会をどう変えたのか?」
【日 時】2021年7月17日(土)
     16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター A会議室&ZOOM

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】会場参加:不要 (直接会場にお越しください) 
        オンライン参加:要(問い合わせ先までメールをお送りください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp







今回も会場とオンラインの同時開催となります。

会場参加をご希望の方は、お申し込みは不要となりますので、直接会場にお越しください。

また【「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)

の記事をお読みいただき、マスク着用等のルールを守ったうえでご来場いただければ幸いです。



オンライン(Zoom)参加をご希望の方は、

オンラインミーティングにアクセスするためのURL等をお送りいたしますので、

問い合わせ先まで参加申し込みのメールをお送りください。


上記のように二通りの参加方法がございますので、ご都合に合わせてご参加ください。




さて、今回の「インターネットは社会をどう変えたのか?」というテーマですが、

まずはその歴史について触れた方が議論しやすいかと思いますので、

日本におけるインターネットの歴史」というサイトで

まとめられていた一部を抜粋して紹介させていただきます。


1995年:インターネット接続機能が搭載された「Windows95」が発売され、個人でインターネット利用が容易となり、爆発的に普及

1996年:日本におけるインターネットの人口普及率3.3%。「Yahoo! JAPAN」日本語版がサービスを開始

1999年:日本におけるインターネットの人口普及率 21.4%。ADSLが登場。携帯電話のインターネット接続サービスを開始

2000年:日本におけるインターネットの人口普及率 37.1%。「Google」が日本語の検索サービスを開始。「Amazon.co.jp」が日本でサービスを開始

2001年:「Wikipedia」日本語版が登場

2003年:日本におけるインターネットの人口普及率 64.3%。家庭向けの光回線が登場

2004年:「mixi」がサービスを開始

2007年:「YouTube」が日本語版のサービスを開始

2008年:「iPhone」が日本で発売を開始。「Facebook」、「Twitter」が日本語版サービスを開始

2010年:日本におけるインターネットの人口普及率 78.2%

2011年:「iPad」が日本で発売を開始。「LINE」がサービスを開始 

2013年:日本におけるインターネットの人口普及率 82.8%。フリマアプリ「メルカリ」がサービスを開始

2014年:「Instagram」の日本語版サービスが開始 

2016年:日本におけるインターネットの人口普及率 83.5%

2017年:「TikTok」がサービスを開始

2018年:「PayPay」がサービスを開始




一般家庭にインターネットが普及し始めてからというもの

情報の収集と共有が手軽に出来るようになり、

また自己表現や他者との交流も

以前よりも気軽かつ安価に行えるようになりました。



一方でスマホ依存やオンラインゲームへの高額課金

SNSでのいじめや炎上、

個人情報の拡散といった

ネットに関する事件やトラブルも

毎日のようにニュースで取り上げられています。



こうしたインターネットの利便性と危険性、

いわゆる功罪(=よい点と悪い点)について

個人の生活レベルで語られることも多いので、

テーマとして取り上げることも考えましたが、

社会全体としてインターネットの普及を捉えた時に

もっと広い視点から多角的に考えることが出来るのではないかと思い

「社会をどう変えたのか?」という問いの設定にさせていただきました。



インターネットの普及が企業や行政、地域をどう変化させたのか?

政治・経済・文化にどのような影響を及ぼしたのか?

情報化や国際化が劇的に進展していったことで、生じるリスクや可能性は?

などなど、上記以外にも当日は様々な問いの設定から

皆様と一緒に考えたいと思います。



「てつがくカフェ@ふくしま」は

インターネットに疎い人でも詳しい人でも

誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。

てつがくカフェ@ふくしま2021.6.19. 「オリンピックを考える」

2021年05月24日 15時41分50秒 | 開催予定
今回はオリンピックについて、問い、考え、語り合います。

てつがくカフェ@ふくしま2021.6.19.
【テーマ】「オリンピックを考える」
【日 時】2021年6月19日(土)
     16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター A会議室&ZOOM

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】会場参加:不要 (直接会場にお越しください) 
        オンライン参加:要(問い合わせ先までメールをお送りください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp





今回も会場とオンラインの同時開催となります。

参加をご希望の方は、

会場参加orオンライン参加を選択いただけますので

ご都合に合わせてご参加ください。



会場参加をご希望の場合、お申し込みは不要となりますので、直接会場にお越しください。

また、会場には専用の駐車場はございませんので、お近くの有料駐車場または公共交通機関をご利用ください。

なお、安全なイベントを目的としておりますので

「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)

の記事をお読みいただき、マスク着用等のルールを守ったうえで

ご来場いただければ幸いです。



オンライン(Zoom)でご参加の方は、

オンラインミーティングにアクセスするためのURL等をお送りいたしますので、

問い合わせ先まで参加申し込みのメールをお送りください。



さて、6月のてつがくカフェは

1年間の延期を経て、開催までいよいよ間近と迫る中、

市民からの中止・延期の声が相次ぎ、開催の意義すら問われている

「オリンピック」について考えたいと思います。




まず、東京でのオリンピックが決まってからの出来事を簡単にまとめてみました。

エンブレム盗作疑惑

東京五輪招致に賄賂疑惑

設計図に聖火台をつけ忘れる

新国立競技場建設中に過労自殺発生

ザハ案撤回もスタジアム完成に2,500億円

聖火皿への点火の際に強風で2度消える

コンパクト五輪→史上最大規模の予算へ

ボランティア学徒動員

選手村のベッドが段ボール製に

宿泊施設不足問題が浮上

暑さ対策に朝顔や打ち水、日傘

道路の遮熱性舗装が逆効果との研究結果が発表される

マラソン開催地を札幌へ移転

女性蔑視発言で世界的炎上

開催まで目前に迫った五輪テスト大会でトラブル続出


上記のような出来事とコロナの影響により

東京オリンピックの開催を歓迎する声は減少しつづけ、

最新のANN世論調査では、「東京五輪の延期・中止」を考える方が8割以上に上ることが分かりました。


また最近のニュースとして五輪実現のため「犠牲を払わなければならない」という

バッハ会長の発言がSNS上で炎上しております。



こうした状況だからこそ

開催直前の市民の声を

後世に残るレガシー(対話の記録)として

未来に伝えていければと思い、

てつがくカフェのテーマとして取り上げさせていただきました。




なお、今回「オリンピック」というテーマですが、

「東京オリンピック」という一大会の話に限らず、

オリンピック・パラリンピック(五輪)という4年に一度開催される世界的なスポーツの祭典について

さまざまな観点から話し合ってみたいと思います。



「てつがくカフェ@ふくしま」は

オリンピックの開催に賛成の人も反対の人も

誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。

てつがくカフェ@ふくしま2021.5.22. 「親の呪いは解けるのか?」

2021年04月18日 11時47分24秒 | 開催予定
今回も会場とオンラインでの同時開催となります。

てつがくカフェ@ふくしま2021.5.22.
【テーマ】「親の呪いは解けるのか?」
【日 時】2021年5月22日(土)
     16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター B会議室

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】会場参加:不要 (直接会場にお越しください) 
        オンライン参加:要(問い合わせ先までメールをお送りください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp





前回同様、会場参加の方は直接会場までお越しください。

オンライン参加の方は、問い合わせのメールまでお知らせください。

※会場の都合上、てつカフェ後のオンラインによるアフタートーク(交流会)は開催いたしません。



さて昨年の8月「嫁姑問題」をテーマにしましたが、

今回は親子問題について語り合いたいと思います。



まず親子問題がニュースで取り上げられた際に、

近年見聞きするようになったのが「毒親」という言葉です。



「毒親」とは、過干渉や暴言・暴力などで、子どもを思い通りに支配したり、

自分を優先して子どもを構わなかったりする「毒になる親」の略語です。



こうしたひどい親によって被害を受け苦労した体験を語った書籍や漫画は多く

「毒親もの」という一つのジャンルを形成しています。



ここ数年で定着してきた言葉ではありますが、

古くから映画や漫画などで「毒親」のキャラクターは登場していました。



『鉄腕アトム』(1952):幼くして事故死した息子への思いからアトムを製作するも、成長しないロボットを息子と思えずサーカスに売る天満博士

『巨人の星』(1966):幼い息子に対して野球のスパルタ教育をする星一徹

『キャリー』(1976):娘に女の子らしい知識も楽しみも与えない狂信的クリスチャンの母親

『イグアナの娘』(1994):娘が「醜いイグアナ」にしか見えず愛することが出来ない母親

『家なき子』(1994):ヒモ生活を送り飲んだくれて娘を虐待する父親

『新世紀エヴァンゲリオン』(1995):幼い息子を10年近く親戚に預け育児放棄した碇ゲンドウ

『塔の上のラプンツェル』(2011):生後間もない主人公を誘拐し、18年間塔に幽閉して、外に出ないように洗脳する魔女ゴーテル

『輪るピングドラム』(2011):娘の身体を「醜い」と嘆き人体改造する父親



また実体験をもとにした「毒親の言動のあるある」が

こちらのサイトにまとめられていましたので、

抜粋してみました。


1.「〇〇のせいで、最悪」など仕事のストレスやほかの家族の不平不満をぶつける

2.「自分が一番つらい」など被害者意識が高い(悲劇のヒーロー/ヒロイン)

3.「あなたのため」という理由をつけて自身の行いを正当化し、コントロールする

4.「お前は◯◯して、恥ずかしい」など世間体第一

5.「子どものくせに生意気だ」など意味の無い反省を促す(子どもの権利は無視/親としての立場を都合よくとらえている)



ここまでの話で、

「しょせんは親の愚痴とか価値観の押し付けでしょ?」

「そんなのどこにでもある話」と捉えている方がいるかもしれません。



あるいは過去「毒親」について相談された際に

「そんなこと気にするな」

「考えすぎ」

「昔のことなんだから忘れちゃえば?」

「子どもを愛さない親はいない」

「世話になった親を嫌うなんておかしい」

「許して和解すべきだ」

といった慰めや助言をした方がいるかもしれません。



残念ながら上記のような発言は、

相談者からは感謝されないどころか、

逆にやってはいけないとして

毒親と毒親に無理解な人」のサイトで紹介されています。

※毒親の生態を知らない人からの雑音としてシャットアウト(無視)して良いとのアドバイスがされています。




こうした毒親の言動や

周囲に理解されない環境によって

精神的にも肉体的にも

辛い思いをしている子どもたちはいます。




「だからといって“呪い”とか大層なこと言い過ぎ」という方もいるかもしれません。

ですが、上記で紹介した毒親の言動はあくまでも「親の呪い」の一部に過ぎません。



親からDVを受けて育った子どもが、大人になって子どもにDVを行うといった

負の連鎖も「親の呪い」といえます。



また親が犯した罪のせいで子どもが苦労することも「親の呪い」といえます。

この犯罪がニュースやワイドナショーで取り上げられ

事件が世の中で有名になればなるほど

その呪いは強力なものになっていきます。
(例:地下鉄サリン事件や和歌山毒物カレー事件の加害者側の家族など)




「毒親の言動」「親からのDV」「親の犯罪」

これらは過去の負債として

今を生きる子どもたちを苦しめる

まさしく「呪い」といえます。



「親の呪い」は現代の呪いとして、

SNSや掲示板、コラム漫画などの媒体を通じて

人格や家庭環境に様々な影響を与えていることが拝見出来ます。



・大人になっても親から解放されずに生きづらさを感じている人

・親を許せず、いつまでも怒りや憎しみを抱えている人

・自己肯定感が低く無力感に苛まれながら愛を渇望している人

・親子関係が修復できずに悩む人

・逆に「呪い」を「活力」に変えた人

・親と縁を切った人





他方で、「人を呪わば穴二つ」というように
(人に害を与えようとすれば、やがて自分も害を受けるようになるというたとえ)

親も自身がかけた「呪い」に苦しめられているのかもしれません。



さらに、親と子が呪い呪われる関係性は、

一世代だけの話ではなく、さらに前の世代からの

いわば「呪いの系譜」が続いていることも考えられます。




上記以外でも当日は「親の呪い」に関する様々な問いの設定から

皆様と一緒に考えたいと思います。




なお、当日参加を予定している方につきましては

当ブログに掲載されております

【「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)】

の記事をお読みいただき、マスク着用等のルールを守ったうえで

ご来場いただければ幸いです。



「てつがくカフェ@ふくしま」は

親の呪いについて考えたことがある人でもない人でも

誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。

てつがくカフェ@ふくしま2021.4.17. 「翻訳はどこまで可能か?」

2021年03月23日 14時17分53秒 | 開催予定
今回は久しぶりに対面での開催となります。

てつがくカフェ@ふくしま2021.4.17.
【テーマ】「翻訳はどこまで可能か?」
【日 時】2021年4月17日(土)
     16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター 多目的ホール

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】不要 (直接会場にお越しください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp





オンラインでの開催が続いていたてつがくカフェですが、

4月からは感染症対策を実施しながら従来通りの対面による開催でいきたいと思います。

なお、今回対面のてつカフェの場に、

オンラインでの参加もできるような準備をいたしましたので

オンラインなら参加したいという方がいらっしゃいましたら、

あらかじめメールでお知らせください。

※会場の都合上、てつカフェ後のオンラインによるアフタートーク(交流会)は開催いたしません。


さて、今回も参加者から募ったテーマの中から「翻訳」を選ばせていただきました。


まず「翻訳」を辞書で引くと下記の内容が記述されております。

1.ある言語で表された文章を他の言語に置き換えて表すこと。また、その文章。「原文を翻訳する」

2.符号やわかりにくい言葉、特殊な言葉などを一般的な言葉に直すこと。「技術用語を翻訳して説明する」

3.細胞質内にあるリボゾーム上で、運搬RNA(リボ核酸)が、伝令RNAの遺伝情報としての塩基配列を読み取り、それに対応するアミノ酸を運んでたんぱく質に合成する過程。


上記3つのうち、「1」の意味でテーマを設定いたしました。

つまり“ある言語で表現されている文を、他の言語になおして表現することはどこまで可能なのか”

という問いについて皆様と考え、語り合いたいと思います。



翻訳に似た言葉に「通訳」がありますが、こちらを辞書で引くと

1.異なる言語を話す人の間に立って、双方の言葉を翻訳してそれぞれの相手方に伝えること。また、その人。「ドイツ語を通訳する」「同時通訳」

とあります。

(手話の話者と音声言語の話者の間に入って双方の言葉を変換することも通訳と呼ばれます)

異なる言語間の仲介を果たすという意味で同列に語られる場合がありますが、

翻訳の対象は「書記言語(テキスト)」であるのに対して

通訳の対象は「音声言語(会話)」なので、技能的には全くの別物といえるのではないでしょうか。



また、翻訳家は「translator(トランスレイター)」と呼ばれるのに対し、

通訳は「interpreter(インタプレター)」と呼ぶなど

別の専門性を持つ職業として区別されていることが分かります。


さらに翻訳家といってもその種類は様々で、

小説や書籍などを翻訳する「文芸翻訳」

学術論文などの翻訳を行う「実務翻訳」

海外映画やドラマなど映像作品の日本語字幕をつける「映像翻訳」

の主に3つの分野があるそうです。


日本で有名な翻訳家というと、

「スター・ウォーズシリーズ」など数多くの有名ハリウッド映画作品の翻訳を手がけた戸田奈津子氏や

『グレート・ギャツビー』『ライ麦畑でつかまえて』などアメリカ文学の有名な翻訳家でもあり、

自身も小説家として活躍する村上春樹氏が知られています。


しかし、有名だからといって必ずしも良い翻訳をするかといえばそうとも限りません。

逆に原作の意図を無視した意訳や原作の理解不足から起きた誤訳などで

原作ファンの怒りを買うこともあります。

【例】
『スター・ウォーズ エピソードⅠ』から 
「義勇軍」:戸田奈津子訳「ボランティア軍」(原語は「A Volunteer」)

『パイレーツ・オブ・カリビアン』から
「悪人、クズ、嫌な奴」:戸田奈津子訳「腐ったタマゴ」(原語は「bad egg」=英語のスラング)

※「ハリー・ポッターシリーズ」の日本語版も訳がひどいことで有名です



原文を正しく理解する理解力や訳文を作成するテキスト形成力は

翻訳家のスキルやセンスが要求されます。

そうした「言語感覚」はプロの翻訳家でもそれぞれ異なりますので

同じ文でも翻訳する人が変われば読者が受ける印象は全く変わります。



一つ例を挙げますと、

アメリカの小説家J.D.サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』は、

“野崎孝”と“村上春樹”が日本語訳していますが、

同じ文でも下記の様な違いが見られます

※主人公のホールデンが母親から送られたスケート靴についてコメントするシーン

〈野崎訳〉
 おふくろは見当違いのスケート靴を買ってよこしたんだけどさーー僕は競走用のスケートがほしかったのに、おふくろはホッケー用のを買ってよこしたんだーーしかし、それにしてもやっぱり悲しくなっちまった。僕はひとから贈物をもらうと、しまいには、そのためにたいてい悲しい思いをさせられることになる。

〈村上訳〉
 もっとも母が送ってくれたのは間違ったスケート靴だった。ほしかったのはレース用のシューズなのに、送ってきたのはホッケー用のやつだった。でもどっちにしても、けっこう哀しい気持ちになった。誰かに何かをプレゼントされると、ほぼ間違いなく最後には哀しい気持ちになっちゃうんだよね。



両者の文章を比較すると

読みやすさや主人公の気持ちの伝わり方などに違いがみられます。



上記以外でも当日は「翻訳」に関する様々な問いの設定から

皆様と一緒に考えたいと思います。



なお、当日参加を予定している方につきましては

当ブログに掲載されております

「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)

の記事をお読みいただき、マスク着用等のルールを守ったうえで

ご来場いただければ幸いです。



「てつがくカフェ@ふくしま」は言葉の壁を感じたことがある人でもない人でも

誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。

てつがくカフェ@ふくしま特別編2021 「コロナ禍の中でいま震災・原発事故の〈教訓〉を問い直すー〈3・11〉から10年、私たちは何を聴き、語るべきかー」

2021年02月20日 13時23分50秒 | 開催予定
今年のてつカフェ特別編はオンライン開催となります。

てつがくカフェ@ふくしま2021.3.13.
【テーマ】「コロナ禍の中でいま震災・原発事故の〈教訓〉を問い直す 
      -〈3・11〉から10年、私たちは何を聴き、語るべきか-」
【日 時】2021年3月13日(土)
     16:00~18:00 オンライン開催
【場 所】ZOOM(申し込みされた方へ、zoomのURLをお送りします)

【参加費】無料
【事前申し込み】要 (問い合わせ先までご連絡ください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp






新型コロナウイルス感染症が国内で確認されて1年。

巨大津波と原発事故を引き起こした東日本大震災から10年。

そんなコロナ禍で迎える「3.11」まであと1か月弱と迫った2月、

福島県沖を震源地とする最大震度6強の

東日本大震災の余震とみられる大きな地震がありました。



この地震で10年前の震災を思い出された方も多いかと思います。



震災から10年

震災の記憶が風化し始め、

震災を知らない子どもたちが増える中で起きた

今回のコロナ禍での災害。



コロナ禍を通じて、私たちの生活は大きく変化した昨今

震災で学んだ教訓や、原発事故を契機に浸透した考え方(リスク対策)などを

あらためて問い、考え、語り合いたいと思います。



なおご参加にあたっては、

fukushimacafe@mail.goo.ne.jp 宛てに参加のご連絡をください。

折り返し「Zoom」会議のURLその他を送らせていただきます。

「Zoom」の場合、専用のアプリをインストールしたり、

「Zoom」のアカウントを作成したりしなくとも、

お使いのブラウザでご参加いただけるはずですが、

心配な方は専用アプリやアカウントをあらかじめご準備ください。



「てつがくカフェ@ふくしま特別編」は誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方でもお気軽にご参加ください。

てつがくカフェ@ふくしま2021.2.20. 「応援とは何か?」

2021年02月01日 13時02分30秒 | 開催予定
今回もオンライン開催となります。

てつがくカフェ@ふくしま2021.2.20.
【テーマ】「応援とは何か?」
【日 時】2021年2月20日(土)
     16:00~18:00 オンライン開催
【場 所】ZOOM(申し込みされた方へ、zoomのURLをお送りします)

【参加費】無料
【事前申し込み】要 (問い合わせ先までご連絡ください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp






前回のシネマdeてつがくカフェ終わりの

アフタートーク(Zoom飲み)で盛り上がった話題が「応援」だったことを受け、

2月は「応援」をテーマに皆様と語り合いたいと思います。



「応援」を辞書で引くと、

1 力を貸して助けること。また、その助け。「選挙運動の応援に駆けつける」「応援演説」

2 競技・試合などで、声援や拍手を送って選手やチームを励ますこと。「地元チームを応援する」「応援団」

と記載されています。




ポスターにも使用していますが、

一般的には「応援」と聞くと、

辞書の「2」に該当するスポーツの場面を思い浮かべる人が多いかと思います。




それほど、スポーツの世界と密接に結びついている「応援」ですが、

そうした特定の選手やチームに対する支持者や愛好者のことをファンといい、

サッカーに関しては、サポーターと呼ばれます。

ファンの語源はファナティック(fanatic)=狂信者、熱狂者であり、

サポーター(supporter)は支持者、支援者の意味ですが、

ことサッカーに関してはサポーターのほうが好きの度合いが高く、

本格的な感じがします。




そしてサッカーは11人の選手がピッチに立ちますが、

サポーターは“12番目の選手” と譬えられています。



選手やクラブを応援するためフラッグや横断幕を出し、

試合中に応援歌を歌い、チームカラーのグッズを身につけ、

ホームはもちろんアウェイの試合にもチームとともに遠征する

そんなサッカークラブにとって欠かせない存在であるサポーターは

確かに“12番目の選手” といえるかもしれませんが、

そもそも、なぜそこまで選手やクラブを応援できるのでしょうか?




サッカーに限らず、人が何かを応援する・したくなるという心理には

いくつかの要因があるように思えます。


①成功や勝利の疑似体験(感動や楽しさ、喜びや一体感)

②尊敬 ・憧れ(同世代のスーパースター)

③判官びいき・身内びいき(地元の弱小チーム)

④恋愛感情(異性の選手のおっかけ)

⑤利益・見返り(サッカーくじ"toto"の結果)


このほかにも、

いくつか応援の要因はあるかと思いますが、

しかし、そんな応援という行為が行き過ぎてしまうと

同調圧力や排他的思想へ至り、

やがて暴走してしまうこともあります。




2014年の流行語大賞にもノミネートされた「カープ女子」ですが、

往年のカープファンから「ルールもろくに知らない『にわか』」や

「強いとき※だけ応援するのはファンじゃない」と

急増するファンに対して批判する声もありました。

※2016~2018シーズン 広島カープはセ・リーグ三連覇


いわゆる筋金入りの「コアなファン」が、

世間の盛り上がりに乗じて振舞う人を「にわかファン」や「ミーハー」と

揶揄するのは「ラグビーワールドカップ」

「野球日本代表のWBC」「サッカーワールドカップ」で

日本代表が活躍すると見られる光景です。




同調圧力でいえば、

「『鬼滅の刃』ハラスメント」を略した「キメハラ」という言葉が誕生しています。

これは漫画「鬼滅の刃」がアニメ化、さらに映画化され社会現象化する中、

同作品に興味のない人や未視聴の方に

鬼滅の刃ファンが「見ようよ」と押し付けてくる行為や、

「興味がない」「知らない」「つまんない」と言わせない雰囲気を作るなどの

同調圧力への被害を投稿したSNSが話題になったことで

メディアにも取り上げられました。

※「アナと雪の女王」や「君の名は。」でも同じような現象は見られました。




またハンドボールやサッカー界では

「中東の笛」と呼ばれるアラブ諸国に有利な身内びいきの判定がしばしば問題視されることもあります。

試合日程や審判の判定がアラブ諸国に有利になるとされる事象ですが、

疑惑はあるものの証拠や検証が不十分なため、

「中東への差別や偏見を煽りかねない」といった意見もある一方で、

「中東の笛がある」と信じて、

中東勢との試合や審判に根強い不信を抱えるファンもいます。




他にも、ファンの暴走の事例として「フーリガン」が挙げられます。

サッカーの試合会場の内外で暴力的な言動をする暴徒化した集団のことを指す言葉ですが、

不甲斐ない試合に激高したファンがグラウンドにビール瓶を投げたり、

発煙筒や爆竹に火を点けて試合を中断させたりと問題になっています。




さらに記憶に新しい出来事として、

「連邦議会議事堂の襲撃」もトランプ大統領の支持者の暴走という

ある種「応援」の行き過ぎた形ともいえるのではないでしょうか。





また、「応援」の問題はファンだけのものでもありません。

逆に、ファンではなく応援される側(販売側)が

ファンの応援したいという気持ちを逆手に取った商法で批判される事例もあります。

とくに、「握手券」や「投票権」を特典に

ファンにCDを複数枚買わせようと誘導する手法が「AKB商法」と呼ばれ、

ファンの心理を巧みに利用した悪質な商法と音楽業界※でも批判されています。

※オリコンチャートは売上枚数で判断されるため、
 本当に流行している曲がランクインしているのか信憑性に欠けることが多くなったことで、
 アーティストのGACKT氏
 長渕剛氏は批判的な意見を述べています




上記以外でも「応援」についていろいろな観点があるかと思います。

応援したくなる人とならない人の違いとは?

withコロナ時代における「応援」とは何か?

応援は選手のパフォーマンスを高めるか?など

当日は様々な問いの設定から皆様と一緒に考えたいと思います。




なおご参加にあたっては、

fukushimacafe@mail.goo.ne.jp 宛てに参加のご連絡をください。

折り返し「Zoom」会議のURLその他を送らせていただきます。

「Zoom」の場合、専用のアプリをインストールしたり、

「Zoom」のアカウントを作成したりしなくとも、

お使いのブラウザでご参加いただけるはずですが、

心配な方は専用アプリやアカウントをあらかじめご準備ください。



「てつがくカフェ@ふくしま」は応援したことのある人でもない人でも

誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。

1月23日(土)シネマdeてつがくカフェオンライン開催への変更のお知らせ

2021年01月15日 11時50分17秒 | 開催予定
1月23日(土)に予定しているシネマdeてつがくカフェですが、

年明け以降コロナの新規感染者が急増している状況において、

対面によるイベントの開催は難しいとの判断から、

当日の映画鑑賞会を断念し、シネマdeてつがくカフェのみ

オンラインによる開催とさせていただければと思います。

どうかご了承のほどお願い申し上げます。


シネマdeてつがくカフェ2021.1.23.
【課題映画】『この世界の片隅に』
【日 時】2021年1月23日(土)
     14:00~16:00 映画鑑賞会 中止
     16:00~18:00 シネマdeてつがくカフェ オンライン開催
【場 所】ZOOM(申し込みされた方へ、zoomのURLをお送りします)

【参加費】無料
【事前申し込み】要 (問い合わせ先までご連絡ください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp




昨年6月に行われたリモートdeてつがくカフェ以来のオンライン開催となります。

前回はオンライン会議ツールとして「Google Meet」を使用しましたが、

今回は「Zoom」が使えるようになりましたので、

前回よりも皆さん参加しやすくなるのではないかと思います。



なおご参加にあたっては、

各自課題映画である「この世界の片隅に」を鑑賞のうえ

fukushimacafe@mail.goo.ne.jp 宛てに参加のご連絡をください。

折り返し「Zoom」会議のURLその他を送らせていただきます。

「Zoom」の場合、専用のアプリをインストールしたり、

「Zoom」のアカウントを作成したりしなくとも、

お使いのブラウザでご参加いただけるはずですが、

心配な方は専用アプリやアカウントをあらかじめご準備ください。



シネマdeてつがくカフェ2021.1.23.『この世界の片隅に』

2020年12月20日 12時15分33秒 | 開催予定
1月はシネマdeてつがくカフェを開催いたします。

課題映画は2016年に公開された作品『この世界の片隅に』です。

シネマdeてつがくカフェ2021.1.23.
【課題映画】『この世界の片隅に』
【日 時】2021年1月23日(土)
     14:00~16:00 映画鑑賞会 中止
     16:00~18:00 シネマdeてつがくカフェ オンライン開催
【場 所】ZOOM(申し込みされた方へ、zoomのURLをお送りします)

【参加費】無料
【事前申し込み】要 (問い合わせ先までご連絡ください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp






2019年9月の『ショーシャンクの空に』以来となるシネマdeてつがくカフェですが、

前回同様、今回も同日に映画鑑賞会を行います。

映画鑑賞会およびシネマdeてつがくカフェのどちらも参加費無料となっております。

シネマdeてつがくカフェのみ参加の方は、各自映画を鑑賞の上ご参加ください。



さて今回の課題映画ですが、

第二次世界大戦下の広島・呉に嫁いできた18歳の少女すずが、

慎ましく、たくましく、懸命に暮らす姿を描いた

漫画家・こうの史代の同名漫画『この世界の片隅に』

片渕須直監督がアニメ映画化した作品です。



同年公開された作品には『君の名は』、『シン・ゴジラ』などがありましたが、

上記二つの作品とは違って、『この世界の片隅に』は

地上波での大々的なプロモーションも無く

ミニシアターでの上映からひっそりと始まったそうです。



さらにこの作品が映画化されるまでの道のりも、

決して平坦なものとは言えませんでした。



「地味すぎる」「ヒットの要素が見当たらない」との評価から

当初は製作委員会が立ち上がらず、映画製作に必要な資金を出資する企業も現れなかったそうです。

そこで「映画化に向けてパイロットフィルム(予告編)を作るため」

また「製作するスタッフを確保するため」に

クラウドファンディングを行った結果

「この映画を観たい」という市民からの声に支えられ、

開始わずか8日後に目標の2000万円を突破し、

最終的に3000人以上の支援者から約4000万円の資金を集め、

パイロットフィルムを制作することが出来たそうです。



制作にあたっては時代考証に徹底的にこだわり、

監督自身、広島や呉に何度も足を運んでヒアリングや現地調査を行い、

当時の建物や風景、天気まで調べ尽くしたそうです。



そうして6年もの制作期間を経て公開された映画ですが、

当初メディアには取り上げられることもほとんどなかったのですが、

各界の著名人がSNS等で絶賛することで、

口コミで動員数を増やし、

各館が満席になったり立ち見が出たりと、

そのあまりの人気ぶりに全国の映画館から上映依頼が殺到する事態となりました。



その後、異例のロングランヒットを記録し、

最終的に世界23か国で上映されるなど、

国内外で高い評価を得た『この世界の片隅に』ですが、

2019年12月には『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』として

新たなシーンを追加した長尺版の映画も公開されました。



こちらの『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の方を

課題映画にする選択肢もあったのですが、

世話人の中から「(今借りると)新作になるからやめてほしい」との声もあったので、

今回は2016年に公開された旧作の『この世界の片隅に』について語り合いたいと思います。



なお、可能であれば原作漫画(全3巻)も読んでみると

よりいっそう登場人物の心情や物語の考察も深まるのではないでしょうか。



当日参加される方は、当ブログに掲載されております、

「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)】に従い、

マスク着用等のルールを守ったうえでご来場いただきますようお願い申し上げます。



「シネマdeてつがくカフェ」は映画を観て感じたこと、考えたことを、

安心して何でも語り合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。

てつがくカフェ@ふくしま2020.12.19. 「これからの図書館をどう作ったらいいか?」

2020年11月24日 16時35分31秒 | 開催予定
今回は図書館について、県立図書館で語り合います。

いつもより開始が1時間早くなっておりますのでご注意ください!

てつがくカフェ@ふくしま2020.12.19.
【テーマ】「これからの図書館をどう作ったらいいか?」
【日 時】2020年12月19日(土)
     15:00~17:00
【場 所】福島県立図書館 第一研修室

【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】不要 (直接会場にお越しください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp




今回の「図書館」というテーマも、参加者の方からリクエストいただいたうちのひとつです。

ただ、具体的にどのような問いにするかは悩みました。

「てつがくカフェ@ふくしま」では2016年に「図書館とは何か?」というテーマで、

今回と同じ県立図書館で哲学カフェを行ったことがあります。

そのときの参加者は36名と大盛況で、そもそも論から始まって、

ひじょうに多岐にわたるテーマについて話し合いました。

それを踏まえて今回は何について話し合うのか。

提案者の方は、福島市立図書館が再整備されるのに合わせて、

どのようにしたら福島市民が新福島市立図書館を利用するようになるか、

というテーマを提案してくださいましたが、

そこまで限定してしまうとちょっと哲学カフェっぽくなくなるので、

その問題意識をもう少し一般化して、

「これからの図書館をどう作ったらいいか?」という問いにしてみました。


「これからの図書館」という部分には、

出版不況と言われるなかで無数の本が出版されてはすぐに絶版となったり、

電子書籍が急速に普及しつつあったりする出版状況のなかで、

これからの図書館はどのような役目を果たしたらいいのか、

という問題意識が含まれています。

また、これまでの図書館は人の声が少しでもしたら「シーッ」とたしなめる、

サイレンス空間というイメージが強かったと思いますが、

福島大学の図書館が数年前にリニューアルされた際には、

ラーニングコモンズというみんなで話し合える広大なスペースが増設され、

黙って本を読む施設から、みんなで学び合う施設に変わりつつある、

というあり方の変化も念頭に置いています。


「どう作ったらいいか?」という問いは、

たんに行政側の観点からどのような施設を作ったらいいかということだけでなく、

一般市民の側も図書館とどう主体的に関わっていくのか、

そのような関係性をどのように作っていったらいいのか、

というような問題まで射程に入れて立ててみました。

せっかく図書館が再整備されるのであれば、

これからの時代にふさわしい図書館になってほしいと思いますし、

1人でも多くの市民が「私たちの図書館」と思って利用するようになってほしいです。

今回はそんな思いを込めて問いを立ててみました。

この問いを手がかりに図書館についていろいろな観点から話し合ってみたいと思います。


なお、当日参加される方につきましては、当ブログに掲載されております、

「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)】に従い、

マスク着用等のルールを守ったうえでご来場いただきますようお願い申し上げます。


「てつがくカフェ@ふくしま」は図書館をよく使う人も使わない人も、

誰でも気軽に対等に、安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。

てつがくカフェ@ふくしま2020.11.21.「責任とは何か?」

2020年10月24日 03時06分18秒 | 開催予定
今回のテーマは「責任」です。

てつがくカフェ@ふくしま2020.11.21.
【テーマ】「責任とは何か?」
【日 時】2020年11月21日(土)
     16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター B会議室

       チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自ご用意ください)
【事前申し込み】不要 (直接会場にお越しください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp





てつがくカフェでは、参加者の皆様から取り扱ってほしいテーマを随時募集しておりますが、

今回はリクエストの中から「責任」をテーマに語り合いたいと思います。


「責任」という言葉に限りませんが

そもそもふだん何気なく使っている言葉について、

突然「それは何か?」と問われた場合、

一体どれくらいの人がうまく説明できるのでしょうか?



例えば職場の上司や学校の教員といった上の立場の人から

「その言葉の意味を理解した上で使っているのかね?」と聞かれたら、

言葉に詰まってしまうかもしれません。



そんな説明が難しい「責任」という言葉は

私たちの生活の中にあふれています。

(説明責任、法的責任、社会的責任、政治的責任、任命責任、戦争責任、自己責任など)



「責任」を辞書でひくと、

1.立場上当然負わなければならない任務や義務。「引率者としての責任がある」「責任を果たす」

2.自分のした事の結果について責めを負うこと。特に、失敗や損失による責めを負うこと。「事故の責任をとる」「責任転嫁」

3.法律上の不利益または制裁を負わされること。特に、違法な行為をした者が法律上の制裁を受ける負担。主要なものに民事責任と刑事責任とがある。

と「責任」には、3つの分類があることが説明されています。

上記の内、日常的に使用しているのは1や2になるかと思いますが、

どちらかというとマイナスやネガティブな意味で使用される機会が多いのではないでしょうか?



また、「責任」のあるなしや「責任」をとるとらないの話になると、

以下のようなイメージの図式になるかと思います。

責任感がない人/責任を取らない人:子ども、信頼できない、器が小さい、卑怯、逃げている
マイナス・ネガティブなイメージ

責任感がある人/責任を取れる人:大人、信頼できる、器が広い、立派、潔い
プラス・ポジティブなイメージ


このような図式からか

人には「責任を取れ」と言うけれども、

自分が「責任を取る」のは嫌だという風潮も見受けられます。



一体「責任」とは何なのか?

どこまでが「自分の責任」でどこからが「相手の責任」なのか?



当たり前に使っていてますが、

ふだんは考えてこなかった「責任」について

立ち止まってじっくりゆっくり考え、

皆さんと一緒に語り合いたいと思います。



なお、当日参加を予定している方につきましては

当ブログに掲載されております

「てつがくカフェ@ふくしま」当面の開催方針(2020年7月10日現在)

の記事をお読みいただき、マスク着用等のルールを守ったうえで

ご来場いただければ幸いです。



「てつがくカフェ@ふくしま」は責任感のある人でもない人でも

誰でも気軽に対等に、

安心して何でも話し合える場です。

初めての方もお気軽にご参加ください。