![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/dc/3131b8205dbdf7578ed64b7af3088d76.jpg)
ポール・パレー(Paul Paray/1886~1979)のシベリウスというとちょっと異色な組み合わせを感じる方もおられるだろう。パレーはフランスのノルマンディ地方の港町ディエップ近郊の「ル・トレポール」の生まれで1952年に「デトロイト交響楽団」の音楽監督に迎えられるまではパリの「ラムルー管弦楽団」や「コロンヌ管弦楽団」等の首席指揮者を務め母国フランスを中心に活躍していた。彼の録音はこの「デトロイト響」時代に「米マーキュリー」に数多く遺されているがやはり代表盤はフランスものが目立つ。その観点からも写真のレコード「シベリウス/交響曲第2番」は異色の1枚であろう。事実、このLPは彼の唯一のシベリウス録音であった。(米Mercury)
快速テンポで進めるパレーの指揮はスケール感もあり好感が持てる。1960年前後の録音と思われるが音質も良好である。CD化もされたが現在は廃盤のようだ。
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