その昔、「読売日響」に客演し日本でも馴染み深かったオランダの名匠ウィレム・ヴァン・オッテルロー指揮するベートーヴェンの「第9番」である。彼のレコードについては先日、代表盤のベルリン・フィルとのベルリオーズ「幻想交響曲」を取り上げたがこの「ハーグ・フィル(正式名称:ハーグ・レジデンティ管弦楽団)」とのこのベートーヴェンも懐かしい。(写真:コンサート・ホール盤/CHJ-30052/ステレオ)
ジャケット解説に録音年月の記載がないので録音された年月は不明だが彼がこの楽団の首席指揮者時代のもの推定される。彼は1949年から1973年まで実に四半世紀に渡り首席指揮者を務めこの楽団を国際的オーケストラとしての名声を高めたといわれている。演奏は全般に快速テンポで進め(演奏時間約65分)強烈的な印象はないがソリストのソプラノ、マリア・シュターダーの美声が光り「第4楽章」は聴きごたえあり。 他にソリストはソフィア・ヴァン・サンテ(アルト)、エリック・タッピー(テノール)、フランツ・クラッス(バリトン)、合唱はアムステルダム・トーンキュンストコール。
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