来日のたびに何回となくエフゲニー・スヴェトラーノフ(Evgeny Svetlanov/1926~2002)指揮・国立ソヴィエト交響楽団(現、ロシア国立交響楽団)の公演に足を運んだ私だがその中でも1978年10月公演は「第2回ロシア=ソヴィエト音楽祭・東京1978」として開催され強く印象に残った演奏会だった。この公演はまた「モスクワ放送合唱団」も来日しショスタコーヴィッチのオラトリオ「森の歌」など普段生で聴く機会が少ない作品に接することができた。
私が実際生で聴いたコンサートは10月21日、渋谷、NHKホールでの公演でプログラムはチャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」とショスタコーヴィッチ:オラトリオ「森の歌」作品81である。特に前者のチャイコフスキーの「悲愴」はスヴェトラーノフの同曲演奏の中で私には一番インパクトの強い演奏だった。テンポを遅めにとり重量感のあるずっしりとした「悲愴」だった。この公演の模様は後にNHKーFMでオン・エアされたのでテープにとり公演の雰囲気を自宅でも味あうことができた。因みに演奏時間も第1楽章約21分第2楽章約9分第3楽章約9分第4楽章約14分(演奏後の拍手を除く)でネットで計約53分を要している。彼が遺した同曲録音の他の数種の演奏時間は約46分(1990年東京)から1993年モスクワ録音の約51分に集中しているので演奏スタイルとしては93年モスクワ録音に近い。この78年の演奏では特に第4楽章の神がかり的ともいえる少し長い「間」のとり方が素晴らしい。
写真は当時の「来日公演」のチラシ。
私が実際生で聴いたコンサートは10月21日、渋谷、NHKホールでの公演でプログラムはチャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」とショスタコーヴィッチ:オラトリオ「森の歌」作品81である。特に前者のチャイコフスキーの「悲愴」はスヴェトラーノフの同曲演奏の中で私には一番インパクトの強い演奏だった。テンポを遅めにとり重量感のあるずっしりとした「悲愴」だった。この公演の模様は後にNHKーFMでオン・エアされたのでテープにとり公演の雰囲気を自宅でも味あうことができた。因みに演奏時間も第1楽章約21分第2楽章約9分第3楽章約9分第4楽章約14分(演奏後の拍手を除く)でネットで計約53分を要している。彼が遺した同曲録音の他の数種の演奏時間は約46分(1990年東京)から1993年モスクワ録音の約51分に集中しているので演奏スタイルとしては93年モスクワ録音に近い。この78年の演奏では特に第4楽章の神がかり的ともいえる少し長い「間」のとり方が素晴らしい。
写真は当時の「来日公演」のチラシ。
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