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カール・ベーム/ウィーン・フィル・伝説の東京ライヴ1975

2008-12-19 16:37:27 | 伝説の名盤
 当時、私がカール・ベーム(1894~1981)の生演奏に接するのは1963年のベルリン・ドイツ・オペラ来日以来12年ぶりの事であった。この1975年はNHKが放送開始50周年を記念して巨匠カール・ベーム/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を招聘した。ベームはこの時NHKホールで7回指揮台に立った。私は3月22日、23日の2日間この演奏会に胸を躍らせながら足を運んだ。当日のプログラムは22日ーベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番作品72a,ストラヴィンスキー:舞踊組曲「火の鳥」ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68 23日ーシューベルト・プログラムでベーム得意の交響曲第7(8)番ロ短調「未完成」・交響曲第8(9)番ハ長調であった。演奏は今さら言うまでもなくすばらしいの一言で特にブラームスの交響曲第1番は強烈な印象が今も私の心に残っている。またストラヴィンスキーの舞踊組曲「火の鳥」はベームのレパトリーとしては珍しく私のコレクションでは過去に1971年にベルリン・フィルと演奏した(1971年5月14日/ベルリン・フィルハーモニー)FMエア・チェックテープがあるのみである。(1971年10月10日NHK FM放送)
 この伝説の東京ライヴは日本国内限定のレコード化がされ後にCD化もされた。(写真、右は当時のプログラム)これらは大変貴重な記録であると同時に後世に残る伝説の名盤でもある。


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1 コメント

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Unknown (NT)
2015-07-02 01:00:16
懐かしいレコードです。LP四枚組の発売当時、中学校一年生でしたが、どういう経緯でか既に1975年ライブの素晴らしさを聞き知っており、期待に胸膨らませて聞いたものです。ゆったりとしたテンポはあっても、弛緩のないくっきりとしたベームの透徹さが立派で、ブラームスの第一、シューベルトのグレイトなど、それぞれのスタンダードとして聞ける、充実度の素晴らしい演奏の数々でした。この後第二弾のアルバムも発売されましたが、二種類のブラームスを聴くことができ、また複数の「マイスタージンガー」前奏曲を聞きながら、まるで自分がコンサート会場に居合わせたかのような感覚を楽しんでおりました。最初ポリドールからはCDが二枚のみ発売、写真のBoxは、はじめて全部がまとめてCD化されたときのもので、私くしもこれを所有しております。今でも取り出すことの多いセットです。
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