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ハンニカイネンの「伝説の名盤」シベリウス交響曲第2番

2009-07-17 01:57:31 | 伝説の名盤
 一昨日紹介したシベリウスのヴァイオリン協奏曲(Vn:スピヴァコフスキー)で指揮をしているフィンランドの名指揮者タウノ・ハンニカイネン(Tauno Hannikainen/1896~1968)の「伝説の名盤」とも言われたシベリウス交響曲第2番ニ長調作品43のステレオ録音が存在する。写真は21世紀の2002年になって日EMIから国内初リリースされたCDである。(日EMIーTOCE55446)実はこのCD、発売後数年で廃盤になってしまった「幻のCD」で現在では早くも入手困難になっている。
 オーケストラは「シンフォニア・オブ・ロンドン」と記載されておりこれがまた「謎」をよぶオケである。いわゆるこの録音セッションのための覆面オーケストラか?その実体はよくわからない。録音は1959年1月1日にロンドンのハマースミス・タウン・ホール(Hammersmith Town Hall)で行われている。しかもオリジナル・ステレオ録音である。前回も紹介したように彼は作曲者本人とも親交がありシベリウスの作品を得意としていた人だが録音が少なくシベリウスの交響曲では第5番を同楽団と録音しているくらいで大変貴重なものだ。(「カレリア」組曲とカップリングしてこの第2番と同時に発売された)
 演奏は「シベリウス交響曲」の演奏でとかくありがちな派手な演奏スタイルではなく内面に秘めた独特なシベリウスの交響曲の世界を築き上げた名演である。


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