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カラヤン/ベルリン・フィル、新フィルハーモニー落成記念ライヴ盤

2009-09-05 03:40:24 | ヘルベルト・フォン・カラヤン
 最近、「オーケストラ自主制作盤CD」数多く見受けられる時代になったが今日紹介するCDも「ベルリン・フィル自主制作盤」の1枚である。
 これはベルリン・フィルとベルリン・ブランデンブルク放送の共同企画制作によるCDで2006年に十数枚がリリースされた。その中で特にカラヤン・ファンの筆者が注目した1枚が1963年10月新ベルリン・フィルハーモニー落成記念コンサート・ライヴ、ヘルベルト・フォン・カラヤンによるベートーヴェン交響曲第9番である。(写真/BPH0606)これは10月15日昼の新ホール落成記念式典後、夜のコンサートのプログラムで独唱陣はグンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)、ジークリンデ・ワーグナー(アルト)、ルイジ・アルヴァ(テノール)、オトー・ウィーナー(バリトン)、合唱は聖ヘドヴィッヒ大聖堂合唱団・ベルリンRIAS室内合唱団でソプラノのヤノヴィッツ以外は1962年のレコード録音(DG)の独唱陣・合唱団と異なる。
 演奏はさすがに当時55歳の溌剌としたカラヤンのエネルギシュな第9でありまさにこの新ホール落成を飾る記念碑的ライヴである。ただ演奏終了後の聴衆の拍手がカットされているのが個人的にはちょっと残念な気がするが正規音源としてリリースされたことは有難かった。因みに昼の記念式典ではカラヤンはベートーヴェンの「レオノーレ」序曲第3番を演奏している。


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