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オットー・クレンペラー(Otto Klemperer/1885~1973)の演奏を聴くとどれもが悠然として堂々とした指揮ぶりが聴き手を引き込んでいく。本日紹介するLP、シューマンの交響曲全集も例外ではない。
写真のLPは筆者が約30年余り昔ライン河沿いの町マインツ(Mainz)のレコード店で求めた独EMI-Electrola(1C197-52 497/99)の3LPセットの全集盤である。シュマーン全4曲の交響曲の他にピアノ協奏曲イ短調作品54(ピアノ/アニー・フィッシャー)、「ゲノヴェーヴァ」序曲、「マンフレッド」序曲も収録されている。いずれも1960年から1969年にかけてロンドンでレコーディングされたものでオーケストラはニュー・フィルハーモニア管弦楽団(第4番とピアノ協奏曲はニュー・フィルハーモニアに改組される前の録音なのでフィルハーモニア管弦楽団)であるが現在の名称は元のフィルハーモニア管弦楽団に戻っている。
クレンペラーは1954年から73年までこの楽団の首席指揮者を務めていた。どの演奏もクレンペラーの持ち味が存分に発揮された名演であるが筆者は特に交響曲全集録音のフィナーレを飾った第3番変ホ長調「ライン」作品97のテンポを全体的に遅めにとり悠然と流れる大河ラインが思い浮かぶ演奏が印象的である。またケルンの大聖堂の荘厳な印象からイメージが浮かんだ言われる第4楽章の重厚な響きが素晴らしい。
最後に余談ながら記録によるとクレンペラーの第1番変ロ長調「春」作品38には1963年/64年に同楽団と英コロムビアに録音したものもあるがこちらは未発表のままになっている。この全集盤はその後の1965年録音のものである。
写真のLPは筆者が約30年余り昔ライン河沿いの町マインツ(Mainz)のレコード店で求めた独EMI-Electrola(1C197-52 497/99)の3LPセットの全集盤である。シュマーン全4曲の交響曲の他にピアノ協奏曲イ短調作品54(ピアノ/アニー・フィッシャー)、「ゲノヴェーヴァ」序曲、「マンフレッド」序曲も収録されている。いずれも1960年から1969年にかけてロンドンでレコーディングされたものでオーケストラはニュー・フィルハーモニア管弦楽団(第4番とピアノ協奏曲はニュー・フィルハーモニアに改組される前の録音なのでフィルハーモニア管弦楽団)であるが現在の名称は元のフィルハーモニア管弦楽団に戻っている。
クレンペラーは1954年から73年までこの楽団の首席指揮者を務めていた。どの演奏もクレンペラーの持ち味が存分に発揮された名演であるが筆者は特に交響曲全集録音のフィナーレを飾った第3番変ホ長調「ライン」作品97のテンポを全体的に遅めにとり悠然と流れる大河ラインが思い浮かぶ演奏が印象的である。またケルンの大聖堂の荘厳な印象からイメージが浮かんだ言われる第4楽章の重厚な響きが素晴らしい。
最後に余談ながら記録によるとクレンペラーの第1番変ロ長調「春」作品38には1963年/64年に同楽団と英コロムビアに録音したものもあるがこちらは未発表のままになっている。この全集盤はその後の1965年録音のものである。
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