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LPジャケットの魅力(8)

2009-09-18 03:27:02 | LPジャケット
 今日はドヴォルジャークの代表作、交響曲第9番「新世界から」の4枚のレコードを選んでみた。写真の上段左のフリッチャイ/ベルリン・フィル盤と下段右のベーム・ウィーン・フィル盤は演奏については以前に紹介済み(カテゴリー:交響曲)なのでそちらも参考にしていただければ幸いである。
 フリチャイ盤とカラヤン盤(写真、下段左・英EMI)は19世紀アメリカ合衆国開拓時代の鉄道絵画をジャケットに使用したものである。フリッチャイ盤(1959年録音)はぺンシルバニア(Pennsylvania)鉄道の開拓時代のSLを描写したものでドイツ・グラモフォンの廉価盤ーRESONANCEシリーズとして1975年に再リリースされた。カラヤンはこの作品を生涯にSP盤も含めベルリン・フィルと3回(1940/58/64/77)、ウィーン・フィルと1回(1985)と計5回の録音を行っているが写真のLPはベルリン・フィルとの最後のレコーディングとなった1977年英・EMI盤である。写真、上段右の小澤征爾/サンフランシスコ響盤(Ph/X7550)は彼が40歳ごろの1975年の録音で溌剌とした演奏が聴ける。初版ジャケット写真も若きオザワとサンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジをアレンジしたものが使用された。ベーム/ウィーン・フィル盤は1978年5月の録音で彼が83歳の時のものでこれがこの作品初レコーディングでもあった。ジャケットにはF.ヒダルゴ撮影のニューヨークの空撮が使用されている。


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