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「KARAJAN 60」からドリーブ:舞踊組曲「コッペリア」ほか

2011-10-19 19:08:19 | ヘルベルト・フォン・カラヤン

 カラヤンのレパートリーとして今日取り上げるドリーブの舞踊音楽「コッペリア」、ショパン(ダグラス編曲)「レ・シルフィード」は両曲ともに珍しいジャンルに属するだろう。レコード録音もこのベルリン・フィルとの1961年のものが唯一である。おそらく実演でもほとんど演奏される機会はなかったのではないかと思われる。また「レ・シルフィード」はショパンのオリジナル作品ではなくショパンのピアノ曲を「バレエ音楽化」する意図で管弦楽に編曲されたものである。数々の管弦楽版が存在するがカラヤンの録音では現在広く一般的に演奏されているロイ・ダグラス編曲版が使用されている。
 またこのLPレコードの「DGオリジナル盤」(136 257SLPEM)のジャケット・デザインも写真(上)の「バレエ」をデザインしたものと写真(下)-カラヤンの写真(イエス・キリスト教会、ベルリン/ラウターヴァッサー撮影)を使用した二種類があるようである。因みに「KARAJAN 60」の紙ジャケットCDでは前者を使用している。