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「KARAJAN 60」からシベリウス「交響曲第4番~第7番」

2011-10-15 13:09:25 | ヘルベルト・フォン・カラヤン

 カラヤンのシベリウス交響曲の演奏は抒情性に富み山奥の湖水のように美しく神秘感を感じる。ただ残念なのは彼は何故か「第3番」は結局レコーディングしなかったので「EMI」録音を合わせても全集録音は完結しなかった。「ドイツ・グラモフォン」には1965年から67年に録音された写真の「第4番」から「第7番」が遺されている。
今回の「KARAJAN 60」でこれらの名演が当時のオリジナル・デザイン紙ジャケットCDで写真のように復刻されたことは筆者も含めてジャケット愛好者にとっても喜ばしいかぎりである。特にこのシベリウスの3枚のオリジナル・ジャケットはLP初出当時から何とも表現しがたい深い魅力を感じていた。その当時シベリウスの交響曲は「第1番」や有名な「第2番」を除いて現在のようにコンサートで頻繁に演奏されることがなかったので筆者もこのカラヤンのレコードを聴きながらシベリウスの作品に興味を覚えたことを思い出す。