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「KRAJAN 60」からハイドン「天地創造」

2011-10-09 13:04:29 | ヘルベルト・フォン・カラヤン

 今日は「KARAJAN 60」からハイドンのオラトリオ「天地創造」を取り上げてみたい。(写真)カラヤンはこの作品を実演でも「ザルツブルク音楽祭」をはじめとして何回かプログラムに取り上げた。実際この録音の前年1965年と「ハイドン生誕250年」に当たる1982年の「ザルツブルク音楽祭」でのライヴ音源は後に「ドイツ・グラモフォン」からCD化もされている。(いずれも管弦楽はウィーン・フィル)
 本題のCDはベルリン・フィルとの1966年から69年に「イエス・キリスト教会(ベルリン)」で行われたセッション録音である。このオリジナルLPレコードは何故か変則番号の「643 515~6」(2LP)で発売された。またこの「KARAJAN 60」BOXでは見開き仕様ではなく写真のようにセパレートに2枚に分けている。独唱陣には当時の「カラヤン組」には欠かせないグンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)、クリスタ・ルートヴィヒ(アルト)をはじめとして名歌手を揃えてのセッションだったがテノールのフリッツ・ヴンダーリヒがセッション途中の1966年9月に不慮の事故で急逝したため以後のウリエルのパートがヴェルナー・クレンに代わっている。因みに前述した1965年の「ザルツブルク音楽祭」ライヴ盤ではモノラル録音だがヴンダーリヒが歌っている。いずれにせよこのカラヤンのステレオによるこの初セッション盤は名盤に変わりはない。