goo blog サービス終了のお知らせ 

私のレコード・ライブラリーから

私のレコード/CDコレクション紹介

懐かしのLP、オドノポソフのメンデルスゾーン&パガニーニ/ヴァイオリン協奏曲

2013-06-16 12:11:56 | 協奏曲

 リッカルド・オドノポソフ(Riccardo Odoposoff/1914~2004)は知る人ぞ知る1930年代に「ウィーン・フィル」のコンサート・マスターを務めた名ヴァイオリニストである。録音はそれほど多くはないが今回紹介するメンデルスゾーンとパガガニーニの協奏曲を収めた1枚は現在も時々針をおろしている。詳細な録音データの記載はないがおそらく1960年代初頭のものと推測される。メンデルスゾーン「ホ短調」、パガニーニ「第1番」とのカップリングで写真は「仏MUSICAL MASTERPIECE SOCIETY盤ーMMS-2205)で所謂「コンサート・ホール盤」である。指揮はイタリアのジャンフランコ・リヴォリ(Gianfranco Rivoi/1921~2005),管弦楽は「ジュネーヴ放送交響楽団」で録音も良好、演奏もスタイリッシュで美しく古き良き時代を感じさせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ワイセンベルクのブラームス「ピアノ協奏曲第1番」

2013-04-18 20:23:17 | 協奏曲

  アレクシス・ワイセンベルグ(1929~2012)が遺した唯一のブラームスのピアノ協奏曲の録音である。指揮はカルロ・マリア・ジュリーニ、管弦楽はロンドン交響楽団、1972年11月ロンドン、アビー・ロード・スタジオにおけるセッションでワイセンベルクはじっくりと味わい深いブラームスを聴かせている。写真のCDは「仏EMII盤」だが昨年、国内盤も超廉価盤で久しぶりに再発売されたことが記憶に新しい。ただ「第2番」をなぜか録音しなかったことが今となっては悔やまれる。尚、ジュリーニは1960年初頭にクラウディオ・アラウと「第1番」・「第2番」をフィルハーモニア管弦楽団と同EMIに録音している。こちらもアナログ時代の不滅の名盤として輝いている。

 


没後50年、フランシス・プーランク

2013-03-07 18:25:35 | 協奏曲

  今年2013年は「フランス6人組み」のひとり、フランシス・プーランク(Francis Poulenc/1899~1963)の没後50年を迎える。そこで今日はステレオ初期の名盤、作曲者自身プーランクとジャック・フェヴリエのピアノ、ジョルジュ・プレートル指揮パリ音楽院管弦楽団による「2台のピアノと管弦楽のための協奏曲ニ短調」他が収録された写真のLPを取り上げてみたい。(仏パテ・パルコニ/2C 069-12100) 因みにこの作品は1932年の「ヴェネツィア国際現代音楽祭」でこの二人のピアノにより初演されている。このレコード録音は1957年5月、パリの「サル・ド・ラ・ミュチュアリテ」で行われた。プーランクの作品は「軽妙洒脱」な作風が粋でなんとも云い難い魅力が聴き手をひきつける。LP第2面には同じくプーランクの「クラヴサンと管弦楽のための<田園コンセール>」がエーメ・ヴァン・ド・ヴィールのクラヴサン(ハープシコード)で収められている。この作品は1927-28年に作曲されたもので初演は1929年パリでヴァン・ド・ヴィールの師匠にあたるランドフスカにより行われた。指揮者のプレートルはプーランクを得意としており1983年にもこの二つの作品をピアノ=ガブリエル・タッキーノ、ベルナール・ランジェサン、クラヴサン=ジャン=パトリス・ブロス、管弦楽=モンテ・カルロフィルで再録音している。

 

 


久々のCD復活、ワイセンベルクの「ショパン・ピアノ協奏曲」

2013-02-23 21:15:22 | 協奏曲

 アレクシス・ワイセンベルクが遺したショパンのピアノ協奏曲名盤については以前に国内盤初出LPで「第1番」を紹介済みと思うが先ごろ久々に「第2番」と共に国内盤「EMI CLASSICS」超廉価盤999シリーズでの登場である。(写真/TOCEー16305) CDでも80年代に「第1番」と「第2番」が別々に出ていたことがあったが今回は1枚のCDに収まり待望の復活となった。指揮はポーランドの、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ、オーケストラがパリ音楽院管弦楽団で1967年のステレオ録音(パリ、サル・ワグラム)である。因みにワイセンベルクが38歳、現在長老のスクロヴァチェフスキがまだ44歳のときのものである。またこのコンビでこのほかショパンのピアノと管弦楽のための作品全集も録音していた。今回改めてCDで聴いてみたが「第2番」の第2楽章「ラルゲット」がことさら美しく印象的だった。

 


ジネット・ヌヴー、ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ライヴ盤

2013-01-12 19:58:47 | 協奏曲

 写真のCDはジネット・ヌヴーがハンス・ロスバウト&南西ドイツ放送交響楽団(現、バーデンバーデン&フライブルクSWR交響楽団)と共演したベートーヴェンの「ヴァイオリン協奏曲」のライヴ録音である。これは彼女が悲運の飛行機事故で亡くなる約1ヶ月前1949年9月25日バーデンバーデンの「クアハウス」でのライヴ録音(モノラル)である。(独hänslller-CD93.033 2002年リリース) 夭折の彼女だったが伝説の世界的大ヴァイオリニストとして現在も語り継がれている。 彼女のベートーヴェンの協奏曲の音源はこのロスバウト盤のほかにオランダの名指揮者オッテルローとのライヴ盤(1949年5月1日、管弦楽ーオランダ放送フィル)も遺されているが演奏、録音状態ともこのロスバウト盤の方が断然素晴らしい。特に第2楽章「ラルゲット」の演奏にうっとりさせれてしまうだろう。彼女の名盤として称されるイッセルシュテット&北ドイツ放送響とのブラームスの協奏曲(1948年ライヴ録音)と並ぶ名演と云っていいだろう。尚、この「hänsller盤」にはロスバウト&南西ドイツ放送響との1961年6月スタジオ録音のベートーヴェン「交響曲第8番」がカップリングされておりこちらも大変貴重な音源で録音も大変良好だ。

 

 


ゲイリー・グラフマンの「チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第2番・第3番」

2013-01-01 21:18:49 | 協奏曲

 2013年の幕が開けた。新年、最初に紹介するレコードはアメリカの名ピアニスト、ゲイリー・グラフマン(Gary Graffman/1928~  )がユージン・オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団と録音したチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第2番・第3番」がカップリングされた1965年録音の懐かしい1枚である。 (米コロムビア/MS6755)どちらの作品もコンサートでは滅多に取り上げられる機会は少ないし録音の数も現在でも有名な「第1番」に比べれば極端に少ない。「第2番長調作品44」はニコライ・ルビンシュタインに「第1番」の献呈を拒否されたチャイコフスキーが改めてこの「第2番」を彼に再献呈、初演もルビンシュタインが弾く予定だったが彼が病のため初演を待たず急死してしまったというエピソードを持つ。「第1番」と同様3楽章構成だが後にチャイコフスキーの弟子でピアニストのアレクサンドル・ジロティが「第2楽章」冒頭、ヴァイオリンとチェロによる長い二重奏部分をカット、ピアノのパートに一部手を加えたいわゆる「ジロティ版(改訂版)」を出版しこのレコードでも「第2楽章」は改訂版によっているが最近の録音ではオリジナル版(完全版)による演奏が主流になっている。 またレコード第2面の「第3番変ホ長調作品75」は1892年草稿完成、その後破棄された「交響曲変ホ長調」の「第1楽章」の改作である。


マスネの「ピアノ協奏曲」

2012-12-29 12:07:05 | 協奏曲

 ジュール・マスネ(Jules Massenet/1842~1912)はフランスの軽妙なロマンティック・オペラの作曲家として知られているがオペラのほかにも管弦楽曲、バレエ音楽、歌曲、ピアノ曲等々の作品も多数残している。 しかしこれらの作品は日本で演奏されることは稀で生の演奏を聴く機会もほとんどない。今日紹介する彼の唯一の「ピアノ協奏曲変ホ長調」も筆者はまだレコードでしか聴いたことがない。写真のLPは1980年に「仏パテ・マルコニ」からリリースされたアルド・チッコリーニの「マスネ/ピアノ作品集」で第1面に「ピアノ協奏曲」、第2面にはピアノ小品が収録されている。(仏パテEMIー290189 1)

 協奏曲の指揮は現在、「読売日響」の首席指揮者を務めているシルヴァン・カンブルラン、管弦楽は「モンテ・カルロ国立管弦楽団」で録音はこのオーケストラの演奏会場でもある「レニエ3世オーディトリアム」において1979年に録音されている。この作品は1903年、マスネが61歳の時に作曲されたもので全3楽章からなるロマンティックな持ち味の魅力的なピアノ協奏曲だが国内ではこれまで未発売だった。因みにちょうどマスネ没後100年にあたる今年、国内盤で「EMIクラシックス」として初CD化されている。レコード第2面に収録された小品集もマスネを得意としフランス近代音楽の権威でもあるチッコリーニのうまさが光る。(1975-77年パリ録音)

 

 


「山田一雄の芸術」から伊福部 昭 - ラウダ・コンチェルタータ

2012-12-08 14:43:07 | 協奏曲

  今日は「山田一雄の芸術」と題する2枚組みCD(写真/日本光ディスク/JOD116-17)から伊福部 昭の「ラウダコンチェルタータ」にスポットをあててみたい。このCDは戦後の日本の指揮者界を担った山田一雄(1912~1991)の「新星日本交響楽団(現在、東京フィルと合併)」との最晩年(1990年~1991年)のコンサート・ライヴ盤である。

  伊福部 昭(1914~2006)は映画「ゴジラ」(1954年)の音楽をはじめ数々の映画音楽を手がけたことでも知られているがこの「ラウダ・コンチェルタータ」という作品は「新星日響」創立10周年に委嘱されたマリンバとオーケストラのための協奏曲である。初演もこのCDと同じく国際的マリンバ奏者安倍圭子とのコンビで行われている。(1979年)解説によれば「ラウダ」とは原始宗教的な頌歌を意味することらしい。作品は3つ部分から構成されオスティナート(反復)のリズムに乗り激しいマリンバ独奏に聴衆は圧倒されてしまう。CDには「新星日響」創立20周年ヨーロッパ公演でのベルリン、「シャウシュピールハウス(現、コンツェルトハウス)」でのライヴ(1990年6月6日)が収録されている。演奏終了後の熱狂した聴衆の拍手が白熱のライヴを物語る。

 ※「山田一雄の芸術」 収録作品一覧

  (CD-1) チャイコフスキー 「弦楽セレナード」 (1991年4月27日、サントリー・ホール) 

         ヴォルフ=フェラーリ 「マドンナの宝石」から「間奏曲」(1991年4月28日、東京芸術劇場)

         ファリャ  「恋は魔術師」から「火祭りの踊り」(1990年4月16日、サントリー・ホール)

         ショスタコーヴィッチ 「祝典序曲」 (1991年4月28日、東京芸術劇場)

  (CD-2) 伊福部 昭 「ラウダ・コンチェルタータ」  (1990年6月6日、シャウシュピールハウス、 ベルリン)

          伊福部 昭 「日本狂詩曲」   (1990年12月7日、サントリー・ホール)

 

     

 

 

 


フランソワの名盤、ショパン「ピアノ協奏曲第1番・第2番」(1965年録音)

2012-10-28 03:04:26 | 協奏曲

 写真のLPはサンソン・フランソワ(1924~1970)の名盤のひとつ1965年録音、ルイ・フレモー指揮モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団とのショパンのピアノ協奏曲第1番・第2番である。オリジナルの1967年リリースの仏パテ盤は「第1番」・「第2番」をそれぞれ1枚のLPに分けていたと思う。(写真:独Electrola/037 29 0638 1) フランソワの個性があふれ出た独特の演奏スタイルが魅力的だ。何度と針をおろしてもまた聴きたくなる1枚でもある。

 レコーディング記録によると1965年7月13日から15日の3日間でこの2つの協奏曲が一気に録音されている。指揮者フレモーとの息も合いオーケストラも柔軟にそれに応えている。 尚、フランソワは「第1番」を1950年代にモノラルでツィピーヌ指揮パリ音楽院管弦楽団、「第2番」をステレオ初期にクレツキ指揮フランス国立放送管弦楽団とも録音している。

 

 

 

 

 

 


アッカルドのデビュー盤(?) ヴィオッティ/「ヴァイオリン協奏曲第22番」ほか

2012-10-25 19:28:25 | 協奏曲

 本日紹介するLPレコード(写真)はサルヴァートレ・アッカルドのデビュー盤かと推測される。(RCA国内盤RVC2040/ステレオ)アッカルドが21歳1962年の録音である。ヴィオッティの「協奏曲第22番イ短調」とパガニーニの「協奏曲第2番ロ短調<ラ・カンパネラ>」とのカップリングである。 アッカルドは1958年の「パガニーニ国際コンクール」で17歳の若さで優勝、「パガニーニの再来」と世界から注目を浴びパガニーニのオーソリティーである。

 ヴィオッティ(1755~1824)はイタリア屈指のヴァイオリニスト・作曲家、後輩のパガニーニ(1782~1840)も超人的ヴァイオリンのヴィルトォーソであり作曲家だった。ただ意外にもヴィオッティの録音は現在もそれほど多くない。アッカルドは1970年代にシャルル・デュトワ指揮ロンドン響とパガニーニの協奏曲全集録音を完成しているがこの旧録の「第2番」も素晴らしい。指揮はエリオ・ボンコンパーニ(Elio Boncompagni/1933~ )という人でオペラ指揮者でナポリの「サン・カルロ歌劇場」の音楽監督をはじめドイツの「アーヘン歌劇場」の音楽監督も務めイタリア・オペラを得意としている。管弦楽は「ローマ・フィルハーモニー管弦楽団」と記載があるがその実体はよくわからない。