教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

2012年、世界恐慌?!

2010-07-27 08:18:06 | 教育政策
2012年、世界恐慌 ソブリン・リスクの先を読む (朝日新書)
相沢 幸悦,中沢 浩志
朝日新聞出版


☆かつて、世界恐慌は、それでもどこかの国が吸収でき、

☆それぞれの国が、あたかも順番に恐慌を引き起こし、順番に

☆引き受けてきたかのよう。

☆しかし、リーマンショック以降は、世界同時的で、

☆どこかの国が吸収できる状況ではなくなった。

☆グローバリゼーションの貫徹とはそういうことなのか。

☆ともあれ、そこで、BRICsや新興国の出番?

☆このように、本書は、

☆恐慌の連鎖から関係性に視点をシフトしてくれる。

☆GDPの7割を国民の消費が占めているアメリカだからこそ、

☆世界経済の関係性を崩せない。

☆なにせ住宅を担保に借金をする生活を

☆崩すのは至難の技であろう。

☆そしてそのためには住宅は値上がりしなければならない。

☆そんな借金は、常にデフォルトのリスクがある。

☆どんな状況でも借金を救える金脈があるわけではない。

☆しかし、この幻想を操作するインサイダーがいる。

☆資本家もびっくり。気づいたら、借金を返せなかったり、

☆債権回収ができなかったりするのだ。

☆借金が返せず苦しむ人、再建を回収できずに奔走する人、

☆そのどちらでも、己は儲けてしまう。

☆企業が倒産すると儲かるなんて仕掛けをする人がいるとは。

☆しかし、まさに2012年それが仕掛けられているという。

☆またまたジャンクボンド。大量の社債の償還に仕組まれているようだ。

☆再び世界同時恐慌か?

☆そこから先は読者が考えねばならない・・・。

☆いずれにしても国家単位ではなく、個人単位で恐慌を操作するようになった。

☆経済思想の転換以外に手はないかも。

☆マクロとミクロ以外に、経済を動かす個人がいる。

☆GDPという量の世界に参入できる個人がいる。

☆GDPからHDIへというシフトは、たしかに起こるかもしれない。