自由を考える―9・11以降の現代思想 (NHKブックス) | |
東 浩紀,大澤 真幸 | |
NHK出版 |
☆本書は、iPhonが人気な今だから、
☆理解しやすい。
☆9.11当時のマクドナルドと
☆今のマクドナルドは、基本的には変わっていないが、
☆販促のツールに、モバイル化が進んでいる。
☆したがって、それ以前のマクドナルドが象徴する
☆大量消費時代というかポストモダニズムの問題性が見えてくる。
☆なおかつ、同じような考え方の大澤さんと東さんの対談ではあるが、
☆モバイルやITを外から見ている大澤さんとデータベースの活用そのものを
☆ITやモバイルの内側から見ている東さんとでは
☆大きな差異があることも
☆iPhonのアプリの膨大な量が活用されている今、
☆はっきりみえる。
☆欲求も欲望も、
☆人間というメディアではなく、
☆集積されたデータベースの価格のソートで
☆左右される動物化現象。
☆おそらくそれは動物化というより
☆システム化なのだろうが、
☆人間性までもフィクション化しているという意味で
☆動物化という表現がインパクトがあるのかもしれない。
☆そこらへんのことも、たった10年の時代のズレだが、
☆そのズレの尺度が、問題性をわかりやすくする
☆フィルターになっている。