クラウド・コンピューティング ウェブ2.0の先にくるもの (朝日新書)西田 宗千佳朝日新聞出版このアイテムの詳細を見る |
☆ネット上の情報と自分のパソコンや自社のサーバー上の情報には違いがあった。しかし、情報を全部ネット上に置いたら、いつでもどこでも情報を活用できる。
☆雲から雪が降ってくる。そのときの湿度や温度によって、雪の結晶は異なる。さまざまな結晶態。あたかも情報を収集し編集してできた表現態のようだ。
☆クラウド・コンピューティングの発想がこれだろう。
☆記憶とは、脳の中に蓄積されているというのは、どうやら違うのではないか。この雪の結晶のように、脳の外の情報を脳内で関係づけて表現態にして記憶を喚起するのではないかというのが、記憶のシステムだろう。
☆クラウド・コンピューティングは、脳の働きを映し出している姿である。知識や情報の論理を詰めていくと、脳の働きが見える化するのだろうか。コンピューティングの技術に新しいものはないのかもしれないが、発想の転換ではある。