教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

メキシコKidzainaの価格

2005-09-22 17:18:59 | 学習プログラム
前回

日本では、それほどでもないが、
メキシコではたとえば
80ドルや145ドルという価格は
高いのではないだろうか。

と書いてしまったが、
80ペソ、145ペソの間違い。
申し訳ない。

すぐに指摘を受けた。
ありがとうございます。

ただ、メキシコの物価からいえば、
これでもやはり高いそうだ。

それでもフルでこの空間は埋まっているという。
公立学校は集団ではいるので、いくらか
割り引かれれだろうし、
もしかしたら自治体などから
支援されているのかもしれない。

いずれにしても教育プログラムとして
相当高く評価されていることは事実のようだ。

そしてこれが公立学校に浸透するということは
ネクスト・マーケットではないが、
BOPの消費創造の一助となる可能性がある。

教育が経済を直接救う動きになる可能性が
あるということだ。

Kidzaniaがオープン

2005-09-22 05:52:26 | 学習プログラム
Forbes(日本版)通巻第163号(2005年8月22日)
によると、
来年秋、東京・豊洲に日本で初めての
子供向け職業・社会体験施設「キッザニア」
オープンする
ということだ。


メキシコのATM(アメイジング・トイ・デ・メキシコ)社が
1999年、メキシコ・シティーで初めてオープンさせた
テーマパークの日本第1号店。

キッザニアは、
病院や銀行、空港などさまざまな業種の施設を
子供用にコンパクトに作り、
一業種一社に絞ってパビリオンを設置する
らしい。

2歳から12歳までの子供を対象に、
遊びながら職業体験や社会体験の
ロールプレイを通して、
実社会のスキルを学ぶ。

日本版のサイトやForbesでは、
企業価値の側面しかまだ情報が
流されていないが、

メキシコ版の方には、
教育的価値がきちんと表明されている。

子供たちが実社会のスキルを学ぶことは
エンパワーメント的な表れだし、
モチベーションの生成でもある。
他者とのコラボレーション
コミュニティーのマネジメント
は実社会では生活の基礎。

何より
○創造性
○自立
○意志決定
○セルフ・エスティーム
などの個の確立がベースになっている。

コンセプチュアルなところがしっかりしていて
キャリアデザインができるようになっている。

ただ、気になるのはメキシコにおける
利用する価格。

日本では、それほどでもないが、
メキシコではたとえば
80ドルや145ドルという価格は
高いのではないだろうか。

メキシコの「キッザニア」の
ターゲットは、アッパークラス?

だから日本では、逆にちょうどよいのだろうか。

ネクスト・マーケットのように
BOPの消費力覚醒の活動の流れが
企業の新しい動きでもあるなか、
「キッザニア」ジャパンは、
どのようなコンセプトで進むのだろうか。
(参考→ホンマノオト「≪未来を創る学校≫の条件(6)

子供という抽象的な言葉の背景に
ある経済階層の実態とどのように
立ち向かうのか。

大変興味深いテーマパークである。