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このCDを聴いた時の驚きは、尋常なものではなかった。
練習曲といっても、この曲集は若き日の輝きに満ちたショパンの天才的なひらめきがあちらこちらに点在している素晴らしいもの。
特に作品10の第3番「別れの曲」や第12番「革命」などは、演奏家の腕次第で一層輝きを増す。
当時グラモフォンレーベルにデビューしたばかりのポリーニが、全身全霊をこめて弾いたこの曲集、その新鮮で鮮やかな響きに満ちた演奏はとにかく素晴らしいものだった。
録音も優秀で、これほど3拍子揃った盤は他には見あたらず、歴史的名盤をあげると必ずその中に加えられる一枚だった。
今聴きなおしても、新鮮なその輝きは変わっていないし、最初に聴いた時の驚きがまざまざと胸に甦る。
とっておきの名盤として外せない一枚。
・マウリツィオ・ポリーニ<P> <Grammophon>
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