クラシック 名盤探訪

クラシックの名盤紹介・おすすめ散策コース等、趣味の発信の場です。

とっておきの名盤 その4 - モーツアルト 「ピアノソナタ全集」

2006年07月25日 | とっておきの名盤「器楽曲」
私が好きなモーツアルトの曲は、何故か声楽曲とピアノ曲に集中している。
モーツアルトのピアノ曲は全て好きだが、演奏はアラウのものでないとすぐ飽きが来てしまう。
このアラウ晩年のCDは、滋味にあふれた何度聴いても飽きの来ない演奏で、聴くたびに心を洗われる思いがする。
仕事で心身とも疲れた時など、是非一聴をお勧めしたいCDです。
最も惹かれるCDはアラウの演奏ですが、あえてベスト・スリーを挙げると、
・クラウディオ.アラウ(1977~1988録音)<Philips>
・リリー.クラウス(シャルラン1956録音)<EMI>
・ダニエル.バレンボイム(1984年録音)<EMI>
番外としてワルター.クリーン<VOX>
一枚ものではイーヴォ・ポゴレリチ<Grammophon>

雑歌

2006年07月25日 | 和歌(いにしえの歌人)
世の中は
夢か現か
現とも
夢とも知らず
ありてなければ

これは「古今集」に収められている’詠み人知らず’の歌ですが、西行は弟子に「古今集」を、とりわけ雑歌の部をよく読みなさいと教えたとのこと。
雑歌には、実人生の嘆きや仏教的無常観を歌って深く心にしみいる歌が多いためとのこと。
とりとめもない歌ですが、なぜか心に惹かれる歌だと思います。