R.シュトラウスが作曲したオペラでは「バラの騎士」が有名だが、彼が作曲した全てのオペラの中で「影なき女」が最高傑作であり一番好きな曲だと私は信じてやまない。
この作品に夢中になり、海賊版のライブを除き入手可能なCDは全て聴いて来たが、カラヤン指揮のこの盤が飛びぬけて素晴らしい。
カラヤンはR.シュトラウスの作品と最も相性が良かったし、ライヴだったせいもあると思うが、この曲の良さを全て引き出した演奏となっている。
この作品のはまり役である歌手たちが総出演しているのも嬉しい。
J.トーマス、L.リザネック、C.ルートヴィッヒ、W.ベリー等々、おまけにF.ヴンダーリッヒや若きL.ポップまでも参加している。
ライヴ録音だが、音は全く問題がないし、ウィーンフィルの音がとても素晴らしい。
お勧めの曲・演奏です。
ベスト・スリーは以下の通り。
・カラヤン指揮、ウィーン・シュターツオペラ、W.ベリー、C.ルートヴィッヒ<1964Live Grammophon>
・ベーム指揮、ウィーン・シュターツオペラ、W.ベリー、B.ニルソン<1977Live Grammophon>
・ベーム指揮、ウィーンフィルハーモニー、P,シェフラー、C.ゴルツ<1955DECCA>