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今週のCD&DVD

2009年01月30日 09時01分49秒 | 音楽

 土岐麻子「Weekend Shuffle」
 懐かしい! ギガナツカシス。
 だって1曲目が「君に胸キュン」。
 3曲目の「Downtown」、5曲目の「土曜日の恋人」は誰が歌ったかどうかよりも、たぶんぼくの年代の人にすると「俺たちひょうきん族」のテーマ曲だったという思い出があふれるのではないか。どっちも山下達郎関連で、「Downtown」はシュガーベイブの歌をEPOがカバーしたやつが使われてた。おいおい、シュガーベイブなんて言葉をキーボードで入力したのは初めてかもしれないぞ、懐かしすぎるぞ。
 声は特徴のあるかわいい声で、この声だとこういう古い歌を歌っても古びず、今の音楽のように聞こえる。
 アレンジも面白い。1曲目なんかすごくストレートなビートを刻んでるかと思えば、中間部はジャズのようにソロを回して、そこが結構凝った音楽になってたり、で、それ以降はどの楽器も大活躍してる。最初は抑え気味にして、中間部から凝ったことやるなんてニクイじゃないっすか。バックの音楽聴いてるだけでも面白いCD。



 「亀は意外と速く泳ぐ」
 今更っす。
 もちろん、小ネタもオールスター個性派俳優勢揃いって感じの出演陣もいい。だが、上野樹里の女優生命を賭けたんじゃないかって感じのパーマはすごい。見応えあり。
 何をやってもそこそこ、普通、平凡な人生を歩んできた専業主婦(上野樹里)。ある時ふとしたきっかけで見つけたスパイ募集のちらし(切手大!)に応募する。
 スパイとなった彼女は、怪しいと思われないように今度は意識してそこそこ、普通、平凡な人生を送るよう勤めなければならなくなる。布団はどう干せば平凡なんだろう。
 スパイものでありながら、舞台はその辺の商店街というアメリカ映画とは真逆を行くスケールの小ささ。ゆる~い感じの笑いの中話は進んでゆく。いつまでも続くかと思われたゆる~い感じのスパイ生活(という名の日常生活)だったが、やがて商店街の広告放送が暗号(グランドキャバレーファイヤーダンス)で非常呼集を告げる。場所は近所の公園だ。子どもの待ち合わせかよ。
 平凡な彼女は果たしてどうなるのか。
 いやあ、いいなあ、このノリ。つーわけで来週は「ダメジン」かな。



 KKP#5『TAKEOFF ~ライト三兄弟~』
 「good day house」「Sweet7」「Paper Runner」「Lens」に続く、KKP第5弾。ぼくはどれも大好き。今回は3人だけの芝居。
 旅行代理店を首になった飛行機マニア、自転車で旅をしている若者、離婚して子どもと離れて暮らしている大工。飛行機の見えるビルの屋上で3人は出会い、やがて協力してライト兄弟の残した図面から飛行機作りに携わる。
 笑いは相変わらずで、たいそう笑えるのだけれど、そこに少し味わいを加えようという意図を感じる。登場人物をワケアリにしたのもそう。語りを入れたのはキャラメルBOXっぽくてなんだか懐かしい芝居の手触りを感じた。
 観客を巻き込んでいく手法も見事。最後、音楽に合わせて手拍子の演出はライヴ感があるし、なんだか演劇として「うまく」なっていく様子がうかがえた。

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