「カレティエ=ブレッソンのパリ」
決定的瞬間。
まさに、写真を撮ろうとする人間にとってもっとも大切なことかもしれない。人はその瞬間を求め、重い機材を担いで山に登ったり、海に潜ったり、ロケットに乗ったり、六本木で何時間も張り込んだりするのである。
アンリ・カルティエ・ブレッソンはこの世のどんなものでも決定的瞬間があると考える。特別なものではない。どこにでも、何にでもある。しかし、その決定的瞬間なのだ。この本は彼の愛するパリの市井での決定的瞬間を収めた写真集である。
と説明するまでもないこの有名な写真集。見たことなくても水たまりの上を人が影を落として飛んでいる写真など、写真そのものをご存じの方も多いと思う。
一枚一枚めくるのが楽しい131枚のパリの旅だ。
未見の方はマグナムのページ(日本語)で見られます(買えます)。カルティエ・ブレッソンの主要な作品が多く見られるので、お勧めです。ぜひどうぞ。
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