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2017年の鍋焼きうどん

2017年01月09日 17時16分48秒 | 観光
 大倉尾根はおおむね営業しているものの、鍋割山荘は休業。計画の大要そのものの危機です。鍋割山荘がないならよそで鍋焼きうどんを食べればいいじゃないの。心の中のスモール・マリ・アントワネットがささやきます。そうだ、鍋割山荘の有無にかかわらず、とにかくおれは明日、丹沢で鍋焼きうどんを食べる。それが2017年への挨拶だ。頭が煮えていたのか、よくわからない理屈で勝手に高揚して再び床につきました。
 翌朝早く新宿から小田急線に乗り渋沢へ。
 初日の出は渋沢駅のコンコースで眺めました。


 鍋割山荘をはなから諦めたぶんだけよけいな欲が発生してきました。鍋割山、塔ノ岳は登ったことのある山だけれど、塔ノ岳の奥の丹沢山はまだ未踏。標準コースタイムで積算すると大倉バス停8時出発で丹沢山までピストンで行って帰って戻りは午後6時。この時期の午後6時は完全夜。あまり山の中を歩きたい時間ではありません。それで今まで未踏だったのですが、こないだ谷川岳登って、雪山でも標準タイムよりだいぶ早く登れる自信がつきました。こういう時期が一番危なかったりするんだけれども。
 とりあえず塔ノ岳登ってみて、そのタイムが早いようなら未踏の丹沢山を目指してみようかな、と。
 この日はいい天気。北を見れば富士山(裾野までばっちり)から北アルプスまで見渡せ、南を見れば江ノ島や大島まで直下に眺めることができました。



 バカ尾根を延々登り、そろそろいい加減飽きたところで塔ノ岳到着。標準コースタイムより1時間半ほど縮めての到着です。


 これに気をよくし、丹沢山を目指すことにします。でも、今回の大きな目的の一つ、鍋焼きうどんを食べねばなりません。それを忘れては、なんのために山に登ったのか、そもそもの意義すら問われかねません。コンビニで買ってきた冷凍の鍋焼きうどんをバーナーにかけて加熱、あっという間に冷めていくうどんと本気の競争を繰り広げつつ食します。


 塔ノ岳からはアイゼンをつけて歩行するのですが、これがまあ超快晴で、雪は溶けるし、道はぬかるし、木道はむき出しになるし、とてつもなく歩きにくい。サクサクと雪の上をアイゼンで進んでいくあの気持ちのいい感触はほとんど味わうことができません。
 こういう木道をアイゼンつけて下るのはなかなか面倒くさい。


 そして初めての丹沢山。


 もと来た道を引き返し、大倉バス停には結局標準タイムを2時間半近く縮めてのfinish。1月1日の登りぞめには上出来の満足で下山。バス停で飲んだ缶ビールが全身を巡ったときの快感については言うまでもないことでしょう。

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