毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

小石川散歩1

2008年10月14日 15時16分26秒 | 観光
 ぼくの住んでいる文京区という区は戦後、本郷区と小石川区が合併してできた区だ。と言うものの、合併しても大きさは23区内で下から4番目。千代田区よりも小さな区だ。
 そんな小石川をちょいとお散歩。


 なんて専門的な動物病院なんだ、と。
 眼科。
 すると、あれか、「うちのこの子、目が充血しちゃってるんです~」などとペットのウサギを連れてきたりするのか(しないよ、そんなギャグ、今時)。


 伝通院んそばには日本指圧専門学校がある。

 指圧の心は母心の浪越さんの銅像。

 そんな縁もあって、伝通院に入るとあるのが

 「指塚」


 於大の方のお墓。徳川家康の生母。
 徳川300年はこの人に始まるのかと感慨深い。
 徳川時代、政治を司ったのは武士である。武士とは本来、政治家や官僚ではなく、戦士であったはずだ。ところが世は泰平。

「江戸時代270年をかけて私たちの国は武士階級がもっていた戦いのエネルギーをかなり儀式化し、抑制することに成功したと思うんです。知性の勝利ですよ。その反面として軍事的リアリズムを喪失した。終戦についての腹案もそういう意識をもって読んでみると、いかにもそうした文化のなかで儀式として、作文としてつくる文章だなという感じがする。けっきょくのところ、戊辰戦争、西南戦争という内乱をくぐり、日清、日露以降の対外戦争を経験しながらも日本人は戦争に慣れていなかった。戦争の現実を知らなかったんじゃないかと思います」(保坂正康/半藤一利「昭和を点検する」)

 ここには、豊臣秀頼に嫁いだ千姫、幕末を口八丁で生きた(そして暗殺された)清川八郎、「田園の憂鬱」の佐藤春夫など著名な人の墓も多い。
 伝通院の隣にはこれも興味深いところがある。次回はそこ、澤蔵司稲荷へ。
コメント (2)
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