大蔵海岸というと皆さん、何を思い起こします?
そう、この海岸で行われた夏祭り中に、朝霧駅と海岸を結ぶ写真の橋で将棋倒し事故が起きてしまいました。10人が死亡、123人が重軽傷を負うという大惨事でした。
さらに、その年の12月には海岸が陥没、4歳の女の子が亡くなるという痛ましい事故が。一つの海岸を巡って、1年に死亡事故が2件起きるという、まさにあってはならない2001年でした。
さらに、大蔵海岸にあるこの立派な建物。
実は、7年前に建設途上で放置された廃墟なんです。どういう計画で着工され、どういう経緯で放置されたのか知りませんが、環境上も美観上もはなはだ不適当な建設物だと言わざるを得ません。
そして大蔵海岸は海岸の安全工事などを完了し、去年海水浴場として再オープンする予定でした。ところが何年も立ち入り禁止にしていた海岸は自然の楽園。希少動物であるコアジサシが営巣し、巣立ちを待っていたら海水浴シーズンを過ぎてしまいました。
神戸新聞「明石・大蔵海岸、7月2日に海開き 砂浜陥没事故後 初の5年ぶり」の記事によると、今年は営巣が確認されていないからオープンするらしいです。
でも、コアジサシ、いたよ、ちゃんと。
(2006年6月9日撮影)
明石編はこれで終了。
これから夜遊びのために神戸に移動します。