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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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当社の現場監督はお客様です…北斗市

2008年06月21日 13時41分10秒 | Weblog
アメリカなどでは、ホームセンターで販売している部材価格に定価も仕切りもありません。
誰が買っても同じ価格なので建主さんも建材、什器備品の価格を全て知っています。
我々工務店が建材を買って来て、足場を掛けて、施工するその施工行為の対価が工務店の戴ける価格となります。米国では契約するまでの営業費を全て建主さんが支払います。
チラシ代、宣伝費、担当者が建主さんと打ち合わせのために足を運ぶのも全て営業費なのです。建主さんも出来るだけ、費用を掛けないように効率の良い打ち合わせを行います。

日本では、家づくりにおける中身についてはブラックホールと言われる場合があります。
「あなたと契約するために使用した営業費をください」と言う習慣がありません。しかし営業費は廻り回って建主さんが確実に支払っているのです。広告宣伝費も価格の中に潜在させています。勿論、商品情報を顧客に伝達するためには必要最小限の広告費は必要です。
ところが商品価格の大半をこの宣伝費で占めている場合が多いのです。特に住宅価格は…

戦前の日本の家づくりは、棟梁制度と言うのがあり、建主さんの意を汲んだ棟梁の指示のもとで、とても解り易い家づくりが実践されたと言います。高度経済成長に住宅業界が基幹産業にされたあたりから、いっぱがらめの量産住宅が供給されるようになりました。
アメリカかぶれを言われるかも知れませんが、家づくりの仕組みについては、私達が米国から学ぶべき事が多くあります。そもそも米国にはハウスメーカーなどが存在しません。

したがって総合住宅展示場なるものもありません。全てオープンハウスと言う、建主さんがいる家の建築途中や出来上がった家の住宅を公開して営業を行なっています。
契約までに掛かる営業費は原価にもメンテナンスにも反映されないからです。また工事の施工途中を公開する事で「当社の現場監督はお客様です」と言うコピーが使用出来ます。

出来上がった家は、床、壁、天井などの仕上げ材でその中身が見えなくなりますが、施工途中の公開ではその全てを大衆に見せる事になります。当然ながら緊張感を漲らせながら施工に打ち込む事になるでしょう。勿論、手抜き工事などは出来るはずもありません。

写真は、今日21日、土曜日と明日の日曜日の両日にわたり行なっている弊社ハウジング事業部の構造見学会で撮りました。カメラを向けたらチョットよそ行きの顔を作ったインテリアコディネーターの北村真奈美と、エアライト職人でお客様メンテナンス担当の近江松男(右)と若手棟梁の山田篤志です。今日、明日、笑顔の北村が現場で待っています…
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