毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

雨漏りトラブルは関係者、全員のストレスに…北斗市~函館~東京~新潟

2006年09月10日 19時20分45秒 | Weblog
工務店は嵐の翌朝の電話の音にある種の恐怖感を覚えるものです。
雨漏りに対するクレーム電話が連続する事があるからです。電話を受ける方もさる事ながら、電話をかける方のストレスもまたそれ以上のものなのでしょう。
雨漏りトラブルは、お施主さんと工務店の双方が大きな負担となるものです。

平成12年から施行された品確法に瑕疵担保責任と言う法律が出来ました。
これは竣工までに雨漏りが発生する要因があった場合、その要因をつくった施工者側が責任を負うように規定されました。竣工してから10年間、施工者は発生した雨漏りに責任を負う事が義務されたのです。雨漏りの殆どが施工時の瑕疵(トラブルの要因)によるものですから、施工者側の責任は免れません。

私自身がつくった家も以前は、この雨漏り事故に見舞われて右往左往したものでした。
特に、強い風が伴う嵐の時の雨漏りは、何処から漏っているかを特定するのがとても困難なのです。風の方向で雨漏りが発生したりしなかったりするからです。また、屋根からの雨漏りより、外壁や下屋などの入り組んだ部分からの方が多く、この場合の雨漏り箇所の特定がいっそう難しくなります。

私達は数年前から、完全に雨漏りのしない施工法を確立して実施しております。ファース本部のハウジング事業部では、粘着性のアクリルシートを要所、要所に使用してコーキングやシールなどの線や点ではなく面を完全に覆ってしまう方法です。この方法を実施してから雨漏りトラブルが皆無となりファース・グループの工務店さんにも指導しております。

このようなハードも大切ですが施工時においては、現場に携わるものが工期や天気になどに気を取られている場合が多く、雨漏り時の関係者のストレスまで気が及ばないものです。しかし、雨漏り事故の対応は、断熱材の取替え、仕上げ材の取替え、住んでいる人へ迷惑や施工する側の負担を考えると、万全の意識をもって施工に当たるべきです。

今日は小雨23度の函館を飛び立って、厳しい残暑で34度の東京に移動して、新幹線で雨で30度の新潟にきました。北の国から東京へ、そして気候風土の異なるに日本海側に移動しましたが、暑さを一番感じるのは、湿度の高い新潟でした。

写真は今日10日日曜日の夕方の新潟駅です。
新潟は雨ですが風がついていないため、雨漏りになり難そうです。
暑さを我慢できても雨漏りに我慢など出来ませんから、絶対に雨漏りのしない家をつくらなければなりません。
今日は日曜日なのでさすが質問メールがないようで…
ファースの家
内容を更新しておりますのでご覧下さい。このブログをご覧の方々は、下のコメント欄にご意見、ご提言、ご感想などをお寄せください。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿