桜櫓館

2008-08-22 00:00:00 | きた東北 (青森・秋田・岩手)










 大館市がまだ大館町であった時の最後の町長・桜場文蔵氏の邸宅として建てられた望楼・洋館付の住宅(昭和8年築 1933)。 1枚板のケヤキの床板をはじめ各部には天然秋田杉などの良材が惜しみなく使用され、障子には干網や富士山の図柄、階段の親柱には菊の紋所などが意匠されています。 そしてわざと狭く作られている(何故?)という階段を上がって展望台に辿り着けば、そこには付近一帯を一望できる眺め。 この建物を建設中に町長に初当選した桜場氏は、ここから眼下に広がる街並みを見つつこれからの町政に思いを巡らせていたのだとか。 重責を担う氏の瞳に写る町の景色は、他の人とはまた違ったものだったのでしょうか。  秋田県大館市中城13-3  05年11月中旬他


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