柳川は水郷のまち。 川下りのどんこ船がのんびりと進む掘割を越えると、かつての柳河藩主・立花家の御花(おはな)に辿り着きます。 4代当主・鑑虎(あきとら)が元禄10(1697)年に、当時は花畠という地名だったこの地に別邸を建てた事から、建物を含む敷地全体は『御花』と呼ばれ、長年に渡って親しまれてきました。 この西洋館は14代当主・寛治(ともはる)により明治43(1910)年に迎賓館として完成。 現在では奥に続く和式の大広間(100畳)は料亭・宴会場になっており、国指定の名勝『松濤園』を臨みながら食事も出来るという贅沢が可能になっています。
05年の3月に起きた福岡県西方沖地震(M7.0 柳川は震度5弱)で西洋館は被災。 私が訪問したときは見学は1階部分のみで、屋根の煙突が一部崩落するなど建物はけっこう被害を受けているように思えました。 そしてこの年の12月から修復工事に入っていましたが、ついに今月その作業が完了します(2月9日まで)。 どうやら単なる修復だけではなく、創建当時の姿に限りなく近く復元されるようです。 およそ100年もの歳月を越えて現代に現すその本当の姿とはどんなものなのか、ちょっと楽しみです。 福岡県柳川市新外町1 05年05月上旬
地域のカラーを、うまく取り入れて、維持・保存されていますが、感動の連続でした。
あの大広間では、本当に殿様になった気分でした。
宿泊の予約が取れなくて、6月に延期だったので、柳川市花の菖蒲も堪能できました。
松本邸は外観をさらりと見ただけですが、写真などで見る限り内装も素晴らしそうですね。一般公開日に合わせて訪問したいと思いつつ・・・簡単には行けないです(涙)。
温泉ものぐさ日記に細部の写真が掲載されていましたので、しばらく見入ってしまいました。
他の見学者を極力写さないように努力している様が窺え、同じ思いをしている者として気苦労が伝わってきました。
ここは独特の優雅さを備えていて素敵な建物ですね。
北海道から戻ったばかりですが、来年のゴールデンウィークには九州を再訪しようかと画策中。
ここは見学できませんが、別府には行きたいと思っています。
こんな事を言っていると鬼が笑いそうですが。
来別されるなら、いつでもお力になりたい。
少し頭を冷やします。