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根雨は江戸時代より栄えた出雲街道の宿場町。 その根雨の町を見下ろすように山の中腹に建つこの白壁の建物は、鉄山経営で財を成した根雨の近藤家7代目当主・近藤寿一郎(1880~1958)が当時の根雨町に寄贈したものという(昭和15年築・1940)。 寿一郎は事業の他に郷土の教育文化の振興にも貢献し、日野郡や鳥取県の教育会長を歴任、この建物は演劇、映画、講演会など幅広く活用されて地域文化の発展向上に寄与してきました。 鳥取県日野町根雨497 10年05月上旬
※参考 『鳥取県の近代化遺産』 1998
『鳥取建築ノート』 1991
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建物の設計者は岡田孝男(1898~1993)という大阪三越百貨店住宅建築部の技師だった人物。 武田五一の愛弟子であり、和風にスパニッシュを取り入れたスタイルは恩師からの影響があるものといわれます。
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根雨の「ネ」と文化の「文」を重ねた誇り高きシンボルマーク。
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2本の円柱が並ぶ玄関。
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昭和61(1986)年に改装されて現在は日野町の歴史民俗資料館。 事前予約で内部見学出来るようです。
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かつては石州赤瓦が葺いてありましたが平成7(1995)年に取り替えられています。
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寿一郎の希望により外観は周囲の民家との調和を考えて努めて質素に造られる。
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建物の見学中、付かず離れずでずっと私を「観察」していた猫さん。 そんなに怪しい者ではありません(ちょっとは怪しい…)。
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緑のタイルが素敵ですね~。
後、ランプのトゲトゲ。
岸和田の自泉会館で見たような…
他のところだったかな。
猫さんかわいいですな。
こそっと猫も好きなので、
ちょいちょい登場猫さんも
建物同様、楽しみです(笑)。
緑青色のタイルは微妙な風合いが本当に素敵ですよね。
建築に使われているタイルや金物、古い照明器具などは自分的にもツボなので
いつも細かくチェックして撮り忘れが無いように心掛けています。
建築廻りをしていると色んな場面で猫さんと遭遇する事がありますね。
特に猫好きという訳でもないのですが、見かけるとついついチョッカイを出してしまいます(笑)。
この三毛猫(?)さんは近寄れば逃げる、離れれば寄ってくるの繰り返し、
まだ子猫のようでしたから人間への警戒心が強かったのかも知れませんね。
小首をかしげた表情が愛らしく、思わず記事の中に載せてしまいました。。