旧鹿角郡公会堂。 大正天皇御大礼記念として大正5(1916)年に建設。 現在は民俗資料の収蔵庫として使用されています。 内部に入ってみれば300人収容というホールはステージ付きの立派なもので、各種催事に利用された他、戦時中には兵隊の教育の場としても使われていたそうです。 かつてホールに吊り下がっていたという豪華なシャンデリアは失われ、外装のペンキも剥げかかってみすぼらしさが目立つ建物ですが、“花輪の鹿鳴館”といわれた残り香は今もまだ漂っています。 秋田県鹿角市花輪中花輪 05年11月中旬
※08年08月中旬再訪し内部見学。 写真の追加・変更(秋から夏になってしまいました・・・)、本文の加筆・修正を行いました。
写真が一部大きくなります。
雪国らしく屋根勾配がややきつめですね。
一度、このように倉庫として使われてしまうと、将来は暗い姿が待っているように思われます。
外壁のペンキも剥離し、大礼記念建築物としての意義が忘れ去られようと・・・。
柱頭飾りもあって工夫のあとが伺えました。
紅葉の色が綺麗、逆光のご苦労はよく分かります。
ミカエル
たびたびの遅レスすいません。
年度末の忙しさにかまけておりまして、申し訳なかったです。
とりあえずこの建物は大丈夫だと思いますよ。
一応鹿角市の指定文化財にもなっていて、貴重なものであるという認識があるようですから。
あまり手入れされていませんが、変にピカピカにされるより、こういった古いままの趣が好きなんですよね。
それだけに中にも入ってみたかったんですけど。