海が見たかったので【GO東海】と銘打たれた三重県尾鷲市にある1泊2食付き税込6600円の民宿に宿泊中。「料理のボリュームが凄い!」と口コミに書いてあったけど、値段が値段だし期待して無かったけど、大振りの焼きカマス、魚とエビフライ、サザエや近海生マグロなどの刺身、そのどれもが定食でメインを張れるボリュームがあり、その他多くの小鉢系にスイカまであって「どないせえいうねん」と超満腹状態で、食後に2時間ほど寝てしまった…。まあ、明日は海見て帰るだけやし、今日みたいに眠たくなったら海辺で寝ればエエだけやし、別にエエか。
途中、メシ屋探しの意味も含めて寄った鳥羽が全く活気がなく壊滅状態だった。
この民宿のプランは【GO東海】だが、何やらGOTOキャンペーンも来月?から始まるらしい。過去にもあった復興割みたいなものなんだろう。
当然、批判もある。批判する事によって、様々な角度から物事を判断出来るから大切な事だが、「その予算を直接給付しろ」という、余りにも浅い批判もある。
GOTOキャンペーンがどのような内容になるのかは知らないが、復興割ならば宿代半額程度だった。ツアーもあったはず。
仮に宿代のみの半額程度だとしても、旅行好きとしては嬉しいに決まっている。そして、私みたいに名古屋までのガソリン代が300円程度というタバコ代よりも安い人は別として交通機関だったり、土産物屋、地元飲食店、漁業なども潤う。宿泊費が浮いた分だけ財布も緩む。結果的に、鳥羽市がどうかは不明だが、観光が主要産業の自治体が潤う。
当然、国が直接困っている自治体なり会社なりに支援する事もアリだが、言葉は悪いが「旅行に行ける程度に金持ってる連中から奪えばエエやん」がGOTOキャンペーンでは?金を持ってる連中に使って貰えば良い。
別にコロナ禍で全員が金銭面で苦労したわけではない。日経平均が大暴落した時に、各証券会社への新規口座申込み件数は物凄かった。故に今は大暴落前に近い水準まで回復している。当然、大暴落で売ってボロ儲けした人もいるだろうし、買って儲けた人もいる。ビビリの私も出遅れたし「チキンレースか?」という事でTOTOを100株しか買っていないけど、今回の旅行代程度は稼げている。
コロナ禍が一段落した医療関係者が「お疲れ様」でGOTOキャンペーンを利用したり、外出自粛要請で他府県に行けなかった人が、コロナ鬱からの気晴らしでGOTOキャンペーンを利用する事だろうし、費用対効果では大絶賛だろ。まあ、安倍政権がやる事ならば何でも反対の人には見えて来ない世界やね。
鳥羽市の活気の無さは異常で、活気がないと、どうしても暗くなる。暗くなると鬱になる人も出て来る。
緊急事態宣言は仕方が無かったのかも知れないけど、客から「ありがとう」と言って貰える事が何よりの楽しみという商売人は多いはず。そんな、生きる喜びも殺したのが、緊急事態宣言だった。だったら、殺した相手に、より多くの「ありがとうを届けよう」と意味もGOTOキャンペーンにはあるのでは?
飲食店にも適用されるみたいだし、旅行には行けなくとも、「ありがとう」を伝える事は出来る。ちゃんと食べて、相手の顔を見ての「ありがとう」という言葉の重みを、GOTOキャンペーンで「金を配れば良いやろ!」という人たちは忘れていないか?「人はパンのみにて生くるものにあらず」という言葉を忘れていないか?