坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

松井秀喜

2012年12月28日 | 坊主の家計簿
【松井瑠璃寿は、呪術的なことよりも、倫理・哲学を重視。特に弱者救済に尽力。教えに関しては、以下のように具体的に教えた。

子供は親の子であって、親の子ではない。神様の子供である。したがって、子供に対する粗末な扱いは許さない。
子供も大人も、霊的なレベルは同じである。歳は関係無い。したがって、子供を呼ぶ時は、「さん付け」で呼ぶべきである。
国籍関係無しに、社会的弱者を助ける事。呪術は必要ない。】
( http://ja.m.wikipedia.org/wiki/瑠璃教会 より)

松井秀喜、実家を継ぐのかなぁ…。



<<< 立ち向かわなくてもいい >>>

君は、無理して立ち向かわなくていいんだ。
学校やクラスにいても楽しくない。
仲間にうまく入れない。
それなら、それで、別にいいんじゃないかな。
だれかがつくった世界に
君が入らなければいけない、ということはないんだよ。

それより、君には、居心地のいい場所で、
自分の好きなことに夢中になってほしい。
何かに没頭(ぼっとう)することによって、
いやなことが気にならなくなることって、あると思うんだ。
逃げるんじゃない。
自分から好きな世界を選ぶんだ。
その中で同じ夢を持った友だちに出会うこともあるだろう。
新しい仲間ができるかもしれない。

ぼくは小さいころ、
体が大きいだけでなく、太っていた。
それを悪く言う友だちがいたかもしれない。
ぼくはまったく気にならないタイプだから
コンプレックスを感じることもなく、
ただ大好きな野球に没頭していた。
そのうちに、自然と体も絞(しぼ)れてきた。
もちろんいい仲間とも、たくさんめぐり合うことができた。

だから君にも大好きなことを見つけ、
自分の夢を持ってほしいんだ。
スポーツが好きな人もいれば、
音楽が好きな人もいるだろう。
何かを書いたり、つくったり。
見ることでもいい。
どんなことでもいいんだ。
大好きなものに出会えたら、
それを大切にして欲しい。

君をいじめている人がいるとしたら、
その人もきっとつらい気持ちでいると思う。
だって、人をいじめることが夢なんて人はいないはずでしょう。
いじめは夢の遠回りなんだ。
その人にも、自分の夢を早く見つけて欲しいと言いたい。
後悔(こうかい)するような時間は、
短い方がいいからね。

だから、いま君が立ち向かうことはないんだ。


松井秀喜
(朝日新聞2006年12月6日掲載)