坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

今の時の道俗、己が分を思量せよ

2011年06月06日 | 坊主の家計簿
 「フランスだ!!!」という事で、カルフールに行く。え~。。。厳密には『カルフール跡地』なんだが、検索したらまだまだフランス気分バリバリみたいだったので出かける。
 え~。。。原発がない。「フランスだったら自分の所の電力ぐらい原発で賄わんかい!」なんだが。。。ん?
 その他、余りフランス気分を満喫出来ずに、さっさと帰る。まあ、んな事をいいつつ『おフランスセット(?)』を購入して、追加で『ソーセージ入りフランスパン』なんぞも購入して、帰宅。『ひよこ豆』『うずら豆』なんぞの缶詰もあったし、まあ、確かに他のAEONとは違った品揃えもあったが、期待していたものと違っていたので、少し残念。っちゅうか、基本、AEONやし、今は。

 夕方、むっちゃハイテンションだった娘は21時過ぎには「もう、ダメです」と、動かない。ママと2人でとっとと寝る。
 パパ時間。『jin-仁』を観て、中谷美紀の迫力満点な演技に見とれる。いや~、テレビでっせ。テレビでタダで中谷美紀の素晴らしい演技を観れるだけでも『jin-仁』を観る価値はある。んが、原作漫画を全部読んでしまったので、以前の様に熱中して観る事はなくなったのだが。

 録画しておいた、本日21時から放送のNHKスペシャル『シリーズ 原発危機 第1回 事故はなぜ深刻化したのか』を観る。
 
 全然関係ないのだが、原子力安全委員会の班目春樹委員長。『斑目(まだらめ)』という滅多にみない名字でテレビドラマ『ケイゾク』を思い出した人も少なくないだろう。

【斑目 重友 - 村井克行
 公安時代の真山の部下。早乙女の命令により感情を殺して真山処分に動き出す。無慈悲で非情な立ち振る舞いが多いが、壺坂の身を挺した行動に対する早乙女の発言に意見するなど、刑事としての葛藤が伺える。口癖は「仕事です」。】(http://ja.wikipedia.org/wiki/ケイゾクより)

 全然関係ないので、全然関係なくケイゾクの話は終了。

 で、

 『シリーズ 原発危機 第1回 事故はなぜ深刻化したのか』
 斑目委員長もそうなんだろうけど、まあ、日本の原発のトップでんな。
 政治も、日本のトップ。
 え~。。。個人的評価の好き嫌いは別にして、っちゅうか、小泉以降の総理大臣ってグッチャグッチャで、みんな一年ぐらいで辞めてなかったっけ?で、今の菅直人。好き嫌いは別にして、一番エエのが菅直人だったわけだ。
 っちゅうか、「小沢が総理だったら」って、ヒマか(笑)仮にはない。現実の話でんな。
 で、現実に原発事故の対応をなさった方々の証言や、時系列で「何が起こって、どう対処したか」。
 そりゃ、出来なかった事や、失敗も多々あるだろう。「成功して当り前」「やって当り前」と言われるのだから。
 私は、原発事故対応をしていた人達が無能だとは思えんのだ。間違いなく日本のトップなんだろう。日本のトップの経験や頭脳を誇る人達が対応している。でも、事故は止まらない。

 また、「想定外だった」というのも、まあ、想定していた人も居ていたのかも知れないが、実際にその座に座ったらどう判断していたのかは解らない。んなもん「真弓、何をしとるねん」「俺の方が真弓より阪神の監督に向いている」なんぞと対して変わらん気がする。
 間違いなく、日本のトップの人達が原発に真剣に関わって来ておられ、その中での『想定』だったり、あるいは事故対応だと思う。
 で、今の状況である。
 無能だからだったのではない。原発に関わるトップの人でさせ、この状況なのだ。それが実体ではないのか?
 
 「無能な人だから事故は起こった。広瀬隆さんなら事故は起こらなかった」ではない。有能なトップの専門家が関わってもこういう状況なのだ。
 それが『知恵の限界』っちゅうやつなんと違うかな?

 福島第一原発は40年ぐらい、今回の様な大きな事故はなかった。え~。。。っちゅうか、チェルノブイリと、福島第一原発だけか。世界で多くの原発があっても。あ、、スリーマイルか。
 逆にいうと、それだけ安全だったわけだ。だから『安全な原発』が言われる。っちゅうか、今、「原発反対!」っちゅうている人の大多数は、5年も経たずに、まあ、「原発は必要なんと違うん?」なんぞと言っている気がする。いや、CO2(笑)シロクマさんはどないなってんや?原発止めると火力発電所フル稼働やし、クリーン・エネルギーの電気自動車はどないなりまんねん。「CO2削減!シロクマを守ろう!」だったのではないのか?原発事故以前は。チェルノブイリがあっても。で、今は電気自動車、どないなりまんねん。過激なアフォーは、電気自動車に乗っている人を捕まえて「こんな環境に悪い車に乗るとは何を考えているのだ!ガソリン車に乗れ、ガソリン車に」なんぞとならんか(笑)

 まあ、んなもんなのではないのか。
 今回の原発事故の検証番組や、記事なんぞを読んだりすると、「ひょっとして安全な原発を目指してない?」なんぞと言いたくなる。
 実際に「地下に原発を作ろう!」という政治家さん達が集まっている。

 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110601k0000m010134000c.html

 え~。。。私はどうも『利権だけ』っちゅう話は好きではない。まあ、『御用学者』でもそうなんだが。
 昼間に録画していた『たかじんのそこまで言って委員会』を観てたら、田嶋某が、菅直人の内閣不信任案に関して「菅直人が脱原発の道を選んだからだ」なんぞと、山本太郎が「原発に反対する意見を言ったら芸能界で干される」というのと同じ質の裏取りのない妄想発言を語っていたのだが、何やら上田紀之氏のツイッター情報によると東京新聞に載っていたのか?よく知らんが。
 まあ、原発にも利権があるのなら、太陽光発電にも利権がある。
 で、政治家って利権だけで動くものなのか?
 また『利権』というが、『利権』の裏には当然、金が動く→仕事→生活だったりする。まあ、『利権』を一概に敵視するのもどうかと思うし、また、政治家って利権だけで動くのか?
 『利権』が上記の様な理由ならば、そりゃ、『利権も』であろう。けど、利権だけだとは決して思わない。

 「地下に原発を作ろう!」の政治家さん達。そりゃ、原発利権もあるのだろうが、それだけやないやろ。真剣に日本のエネルギー政策を考えて居られる方々なんだろう。むしろ、プチ・パニック状態で「原発はアカン。絶対に辞めなアカン」の人達の方が「テメー、ケツ、軽くないか?」なんぞと思ってしまったりもする。

 今日は散髪にも行って来た。待っている間に週刊ポストの最新号だったか、その前だったか憶えていない(散髪待ち)のだが、再生可能な自然エネルギーの問題点を記事にしてはった。で、面白いのは、その前号(?)にもそういう記事を掲載したらしく、そうすると、「電力会社から金をもらっているのか?」なんぞという意見も寄せられたらしい。え~。。。電力会社だって再生可能な自然エネルギーを研究してはるのだが(笑)太陽光発電なんぞどれだけの利権でんねん。原発を賄う分の利権なら原発をどれだけ作れる利権でんねん。利権だけで動くなら、コストが高い方が利権になるやろう(笑)

 なんでもかんでも意見が違う人を穢れ扱いするのはそろそろ辞めた方がエエと思うのだが。

 で、まあ、電力安定供給でもって、より一層の『安全な原発』が求められる。
 んが、確かに、今回の事故の検証は必要なんだろうが、検証して「ほな、原発は地震が来たら速攻で地面からエアで浮き上がる設計にしまひょか?それやったら地震の揺れにも大丈夫でっせ」とか、「ほな、原発を冷やすのはコンプレッサーでやりまひょか。それやったら海辺に作る必要もないし」とかになるのかも知れん。より一層の技術の向上が出来るのだろう。
 また、今回事故を起こした原発は旧式だったという話らしい。「新型は大丈夫でしたでしょ?」になるかも知れん。っちゅうか、なるねんやろうし、一部ではなっているし。

 でも、それも人間の知恵ではないのか?今回の原発事故対応で「出来なかった部分」も多々あるだろう。海江田が「責任を」なんぞの発言をしてはったが、また、班目委員長も非常に辛そうな表情&発言をしておられたが、んなもん、その責任の座だっただけの話で、決して無能だったわけではない。それが人間なのだ。
 菅直人も「すんません、重要な仕事が入りまして」だったらしいし、震災直後で津波なんぞの問題も多々ある、原発事故だけに特化出来ないどころか、そのうち一つだけであってもそれに特化して対応しなければならない様な重要な、重大な事柄が積もりまくっている状況だった。
 「おい!ベントって、手動でするにはどうしたらエエねん」→「じゃあ、誰が行くねん」で、そりゃ、時間かかるやろ、人間やねんし。
 
 政府や、東電幹部や、原子力保安員が無能だったから原発事故が起こったのではない。有能な、優秀な、トップの人達でさえ事故を起こしたのだ。この事は肝に銘じて置かなければならないのではないのか?それこそ、「人類の知恵、ここに破れる」と石碑でも建ててでんな。