内藤やすお|演歌十八番

内藤やすおブログ

尺八

2019年11月06日 | 日記


この六本の尺八には大変心苦しく思っております。

あんなに熱心に稽古をしていたのに、最近はトンとご無沙汰のこの尺八達です。 たまに、椿油で乾燥を防ぐ程度で拭く事も滅多に有りません・・・今日は久しぶりにお得意の尺八「本曲・木枯らし」を吹きましたが、息も続かず全く曲になりません。稽古事は一日休むと十日は元に戻ると言われていますがに二年も吹いていなければなおの事。



話は飛びますが・・・

私が尺八を吹きたくなったキッカケは、司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』に書かれた日露戦争の海軍『日本連合艦隊』がロシアのバルチック艦隊との世紀の一戦の幕が開き戦意高揚、生死の境・緊迫の時、『皇国の興廃この一戦に有り各員一層奮励努力せよ! 本日 天気晴朗なれど波高し!』とZ旗の元、一人の参謀が甲板で尺八の本曲『千鳥の曲』を悠々と吹いた・・・『矢代六朗』と言う人の侍魂にあやかりたいと。

私はホラも良く吹くけれど、尺八も吹く話し・・・ホントの話でございます。







数年前までは、尺八演奏会やの私の演歌ライブ演歌十八番のステージで虚無僧スタイルで「鶴の巣籠り」をご披露したり、老人ホームの慰問などで童謡メドレーで尺八したり、で皆さんと合唱したりしていましたが。

今日はせめて尺八達にお詫びの心をこめて『椿油』をタップリと塗ってやりましょう・・・

さて、今日は築地の録音スタジオで『ラジオ日本の内藤やすおの童謡ナイト』の収録です。 いっそのこと尺八で童謡でも吹いて来るか・・・
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