内藤やすお|演歌十八番

内藤やすおブログ

新作相撲甚句 やぐら太鼓

2023年07月27日 | 演歌

両国国技館で行われた『第71代横綱鶴竜の断髪式』で、土俵の真ん中で『陸奥部屋の呼出し・慎』が見事な撥さばきで『やぐら太鼓』の実演を披露して大喝采を浴びました。

『うす闇き 角力太鼓や 隅田川』

小林一茶の句でございます。一茶さんの頃には『本場所を告げる触れ太鼓』はまだ暗い内の午前二時頃から打っていたそうですね。

『やぐら太鼓』は、触れ太鼓、寄せ太鼓、一番太鼓、二番太鼓、跳ね太鼓と大相撲の進行に合わせて打ち分けられています。 まさに『大相撲の華・江戸の名残リの粋』ですよね。

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そんな『呼出し・慎』をモデルに『相撲甚句・やぐら太鼓』を書きました。

歌詞

〽やぐら太鼓が 隅田の空にヨー

 アードスコイドスコイ

 あぁ テンツクテンと 冴えわたる

 ご見物なる 皆様よ

 初日が来たぞと 触れ太鼓 

 江戸の名残りの バチさばき 

 天下泰平 無事祈り

 五穀豊穣 祈ります 

 朝から響く その音は

 本場所告げる 寄せ太鼓

 一番太鼓で 前相撲

 二番太鼓で 関取衆

 今日はやるぞと 武者震い

 取り組み終わった その後は

 テンデンバラバラ 跳ね太鼓

 明日も来てよと 敲きます

 空に響く 太鼓の音色

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 相撲の粋だよ ヨーホホィ

 あぁ 櫓の音ヨー

 アードスコイドスコイ

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早くも明日で『名古屋場所』も千秋楽ですよね。名古屋場所に『やぐら太鼓』を叩く櫓って有ったっけ?

『やぐら太鼓』のサワリは土俵に賭ける熱き男達を歌う・ミニアルバム『大相撲・歌の桟敷席』にも収録されています。