内藤やすお|演歌十八番

内藤やすおブログ

童謡歌碑散歩 たきび

2014年05月29日 | 日記



垣根の 垣根の 曲がり角 たき火だ たき火だ 落葉たき あたろうか あたろうよ 北風ぴいぷう 吹いている・・・・

西武線の『新井薬師駅』から、歩いて5分位でしょうか、バス通りを一本入った静かな住宅街の立派な垣根の曲がり角に、童謡の『たきび発祥の地』なる『歌碑まがい』の碑を見て来ました。

ここは、私の地元の新井薬師・上高田3丁目にある『鈴木さん』と言う方のお屋敷の垣根沿い・・・広い庭に大きな『欅の木』と立派な垣根が有るのでスグに分かりました。



童謡の『たきび』に出てくる『垣根』のイメージにしては『立派過ぎ』で、歌に有る様にここで『たきび』をしていても、寄って『暖まる』なんて、まして『焼き芋』なんて・・・

山茶花 山茶花 咲いた道木枯し たき火だ たき火だ 落葉たき あたろうか あたろうよ しもやけ お手てが もう痒い・・・



私的には、庭に柿の木なんかが有って その落葉を 竹箒きで寄せ集めて、くすぶる煙の方向を避けながら、霜焼けで赤くなった手を暖めるのが『たきび』・・・よく垣根越しの『柿』を『柿泥』して、たきび番のオジサンに追いかけられた小学校時代を思い出します!

『童謡・たきび』は、作詩・巽聖歌  作曲・渡辺茂と言う人の作った歌で、昭和16年にNHKラジオの『幼児の時間』と言う番組で発表されたそうです。不幸にも『戦時中』で『たきび』は火事の元と言う事で放送中止命令が・・・戦後になって『うたのおばさん』の『松田トシ』さんが、歌い始めて『日本の歌百選』に選出されて、一躍全国に・・・



長野県。・篠の井に有る『茶臼山植物園』に、『たきび』の歌碑が有ります。中野上高田のこの『たきび発祥の碑』も、せめてこれ位お金をかけて『歌碑』らしくして欲しいものですよね!  中野区教育委員会のお偉いさん達、『童謡・たきび』は名曲なんですよ!

その証拠に、この歌を書いた詩人『巽聖歌さん(北原白秋のお弟子さん)』が、お亡くなりになった時に『美智子妃殿下・現皇后陛下』が詠んだ歌に・・・・『 山茶花の 咲ける 小道の落葉たき 童謡とし 人の今亡く・・・』と有る位だから・・・

この歌碑も作詩者の『巽聖歌』さんが、この垣根の近くに下宿していたからだそうです!

そう言えば、東京は『たきび禁止』お盆の『迎え火・送り火』も焚けませんね・・・まだ・戦時中なのかなぁ!


さて、『芝桜』が終わらないうちに『富士山と芝桜の競演』をメデに、これから『中央道』を一っ走り『本栖湖』まで行って参ります!
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