NHK短歌に鈴木穎一君が入選しテレビ放映されます。
NHK短歌 小島ゆかり選 題「靴」
四月六日(日)六時放送、
四月八日(火)十五時再放送
【入選歌】
買ひ立てのお姉ちやんの靴を
幼子は暗き玄関にひとり履きゐる
鈴木頴一
【作品の背景】
三男の家族に姉妹の孫がいます。三年程前のことになりますが、姉が五歳の誕生日に家内が靴を買ってやりました。
私も一緒だったのですが、それは紫のしゃれた靴でした。
妹の方はその時二歳でした。まだまだ幼いので何もわからないだろうと、たかを括っていたところ、自分の靴がないと大声で泣き出しました。宥めすかしても、泣きやみません。
暫くして、やっとおとなしくなったなと思ったら、暗い玄関に居て、ひとりでその靴を履いていました。
これまで何度かその光景を歌に詠みたいと思っていたのですが、
孫に対する感情移入が激しくて、歌になりませんでした。
今回、題が靴ということで再度試みたところ、
客観的に見たところのままを歌にすることができたのではないかと思っています。
2014/4/4 浦賀ウオーク:湯楽の里にて 左から鈴木君、荒木君、黒川君
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