栄光イレブン会

栄光学園11期卒業生の親睦・連絡・活動記録

ブログ開設:2011年8月23日

11期ゴルフ大会 (2014/10/17) 報告 (Araki_Itaru)

2014年10月24日 | ◆行事報告

11期秋季ゴルフ会報告

 

10月に入り立て続けに台風18号、19号と日本列島を直撃し

10月17日のゴルフ会が危ぶまれましたがぶまれましたが台風一過好天に恵まれ

千葉よみうりカントリークラブで楽しく旧交を温めることができました。

参加いただいた諸兄は次の12名(敬称略)です。

 

 

  

  我々11期は春、秋の年2回のゴルフ会を催していますが60歳を過ぎリタイアし

参加者が増えると思っていましたがあまり増えず毎回3~4組程度でメンバーも

固定された感があります。今年古希を迎える方が多いいと思いますが男性も平均寿命

80歳を超えたとのことですのでまだまだ元気に遊べるでしょう。

  今回もダブルぺリア方式で競い優勝は大河原君、2位は田島君、3位は大久保君

(ベスグロ)の成績でした。  来年春のゴルフ会は大河原君、相澤君に幹事をお願い

し、5月20日(予定)に同じく千葉よみうりカントリークラブでの開催を予定して

います。両幹事は今までと違った趣向を考えてくれると思いますので

奮ってご参加願います。

    

  

   (報告者 荒木 、写真 太田)

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きよちゃんのエッセイ (15) ”霧のドライブ”  (Okubo_Kiyokuni)

2014年10月23日 | 大久保(清)

霧のドライブ

  夕食を終え戸締りを確認してから、いつものように国道246号を抜け、環状8号線を通り、関越高速道路に入ってきた。当時は、軽井沢へ直行する高速道路は開通しておらず、碓井バイバスを抜ける道が通常ルートであったが、山の家は北軽井沢にあるために、最短ルートである高崎ICを降りてから、しばらく18号線を走り、途中から406号線の山道に入るルートを利用していた。いわゆる倉淵村ルートである。このルートも最初は昼間のみの走行であったが、少しずつ山道が頭の地図に定着し始め、まだ若さもあり冒険心から夜の山岳ドライブに挑戦していた。

  この村道では、昼間は対向車に度々行き会うが、夜もこの時間になるとめったに遭遇しない。ヘッドライトを上に向け順調にとばしていく。夜道は昼間と違い沿道風景の視野が狭くなるためか、頭に残っていたはずの車窓の記憶が確認できないまま、疑心暗鬼の気持で進んでいく状況がたまに起こるが、やがてまた記憶に残る風景が現れ、安堵する。だが途中、注意を要する場所が一箇所ある。草津に分岐するY字路である。右の道をとれば草津である。分岐の道を左に折れると、九十九折の本格的な山岳道路に入る。

 辺りの集落はとうに眠りに落ち、遠くにポツンと人家の灯りらしきものが見えるが、車の外も中も闇に包まれ、ヘッドライトに浮かび上がる景色だけがひたすら移り変わる。―ここで事故れば、朝まで誰も助けに来ないよなー、との悲観的な思いが頭を掠めるが、雑念を払いのけ前方に視線を集中させる。林を照らしているヘッドライトの光の束が、木々の間をくぐり抜け、奥の闇に吸い込まれていく。このまま、車と一緒に闇の世界にのみ込まれにいくのではないだろうか、向こうに見える大木の陰から何か出てくるのではないだろうかと、少年時代に味わった恐怖心が蘇ってくる。

  目を凝らすとレースのカーテンのような薄い霧の幕がゆっくりと移動し、ライトに映し出され、木々の黒い影が少しぼやけてきた。道路の先のほうから湧きだしてくる霧がゆっくりとこちらに流れ、少しずつたまり始めた。中央分離線の白いラインに、タイヤをのせてハンドルを切ってきたのだが、この白線を霧が覆い隠し車の位置が殆ど確認できなくなってくる。助手席の女房を降ろして前方に立たせるが、5m、いや3mほど離れると、霧の中に消える。

 先ほどまでお休みタイムに入り、後部座席でうつらうつらしていた子供たちは窓を開け、霧の感触を探るように手を車窓に突き出しながら、―これ霧だよね、と嬉しそうな声を連発しているが、親達が直面している深刻な状態をまだ感知していないようだ。本格的な霧を見るのは生まれてから初めての経験だろう。こちらもこれほどの濃い霧は始めてだ。

 

 フロントグラスに顔をくっつけるようにしてそろりそろりと、車を進めていく、突然、白線が消え、慌てて車を止め飛び出していく。腰をかがめ、舗装の固さを確かめながら、一歩、一歩、足を前に運んでいくと、舗装の感触は消え、土を踏む感覚に変わり、その先から霧の塊が、まるで生き物のように、のたうちながら上昇してくるのがヘッドライトに映し出される。状況から推察すると、この先は急にきれ落ちた崖らしい。ヘヤピンカーブに車が緩く斜めに入ったために、このまま進めば、奈落の底にまっさかさまに飛び込むところだったのだ。ほんの数分前の場面をフラッシュバックさせ、直面していた現実を突きつけられ、夢から覚めたかのように、一瞬、身体に震えが走る。

 

  霧の勢いは衰えず、車を嘗めるように這っていくのを見つめていると、段々と霧の深みにはまり、何故か追い詰められていく気持になってくる。頭の奥では、少し車を止めて、濃霧が弱まるのを待つのが最善の策ですよと囁いているのだが、生まれ持った気性なのか、霧に濡れて身体も寒く、このまま車の中でじっとしている忍耐力も勇気もなく、また、そろりそろりと走りだす。

 

  霧のドライブがどれだけ続いただろうか、なんとか霧の濃い峠の区間は乗りきったらしく、ヘッドライトが前方の道路の曲がり具合を見切れる状態になってきた。カーブのきつい急な山道が、徐々に緩やかな道になってくる。後ろを覗くと、スースーと寝息をたてている子供らの横顔が見える。北軽井沢の街に向かう長い下り坂にあわせギアーをサードに入れていくと、肩の力が少しずつ抜てくる。

 

 街頭の明かりで薄っすらと浮かび上がるスーパーマーケットの駐車場の前を走り抜け、北軽井沢の交差点の赤い点滅信号が視界に入ってくると、山の神々の世界から無事に抜け出し、やっと文明の世界に戻れたなーとの安堵感が、身体全体にしみわたり始める。気を張りつめておとなしくしていた股間も、リラックスしてきたのだろうか、急に尿意を促してきたようだ。

 

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きよちゃんのエッセイ (14) ”ハンコ”  (Okubo_Kiyokuni)

2014年10月15日 | 大久保(清)

ハンコ

 

 『お客様のご印鑑はご登録のご印鑑と違いますので、お確かめ下さいませ』と丁寧に断られた。いつもは、カードで小口の出し入れをしていたが、今日は少し高額のため印鑑での引き出しとなる。まじまじと印鑑の欠け具合を見直すが、いつもと同じ“切られの与三”の顔のままである。額の左部分が少々かけている。この印鑑は、数十年前に住宅ローンを始めた時以来の幼馴染みなので、傷がついたからと簡単に捨てられない。

『もう一度押しますが、これしかないので』と、丁寧に朱肉をつけて、慎重に、ゆっくりと押印する。

『申し訳ございません、印影が異なります』と繰り返す。

『お宅の銀行とは30年以上お付き合いしていますが、こんなことは初めてです』と、語気が強まり、少し興奮気味になってくる。

『少々お待ち下さい』と、窓口係は、印鑑と通帳を持って奥に引っ込み、戻らない。やがて、分かりましたが、次には改印してくださいと、念を押された。当分、改印する気はないが、そろそろ、変え時かもしれないとも思い始めてはいる。

 ハンコとは不思議なものだ、外国では自署のサインが唯一、信頼性なる換金価値を保障しているが、日本では名前の文字の彫り物で金が引き出せる。しかし、考えようによっては、当の欠けたハンコは誰も真似できない、模造が難しい自署のサイン入りのハンコだと開き直る気持ちもあるが、恐らく、毎年少しずつ傷が丸くなっていった気がしないでもない。老化する自分の顔と同じでなかなかその変化に気がつかない。他人は当然気がついているのだが、今までは、遠慮してこちらに言わないだけだったのかもしれない。どこかこちらの人生に近い気もしてきた。

 バンコックで勤めていた時代、ハンコの変わりに英語のサインで苦労した。20枚も続けてサインすると、最初と最後のサインが微妙に違うのが、自分でも分かる。だが、この違いで先方から確認の電話が入ることは少ない。専門家が見るサインのポイントがどこにあるかいまだに判らないが、力の加減で文字が流れる強さと、角度の違いではないかと思う。こちらも,文字が流れる癖があるらしく、思わぬ時に銀行から確認電話を貰う。おそらく、専門家がどこかを見ているらしいが、こちらほど毎回違うサインをすれば、同じサインが一番怪しいはずだ、とも言える。

 この頃はカードですべて処理され、暗証番号、パスワードと横文字も加わり、危なくって見ていられない。若者は疑いを持たずにデジタルの世界に浸っている。こちらは、相変わらず、切られの与三でがんばるつもりだ。だが、預貯金が少なくなると、銀行様に余り威張っていられなくなるかもしれないが。

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閲覧数が10万件を超えました。(Okuyama_Iwao)

2014年10月12日 | 奥山

閲覧数が10万件を超えました

 

 2014年9月末にブログの閲覧数が10万件(訪問者は約5万人)を超えました。2011年8月末にブログを開設して約3年と1ケ月(37ケ月、250週、1,125日)で達成したことになります。単純に計算すると1ケ月約2,700件、1週間で約400件ですが、直近の1ケ月では約6,000件、1週間では約1,500件になっています。11期生は現在150人、連絡可能なメールアドレスの人は約100人です。特別な宣伝をしていませんが、いつのまにか11期以外の人も閲覧するようになりました。

故山田博君から栄光イレブン会の幹事を引き継いだ際に連絡用に設定したブログで、開設当初は1週間で数十件の閲覧しかありませんでした。それがこのような多くの件数となりました。これもご支援していただきました皆様のおかげと感謝しております。ありがとうございました。

 栄光11会ブログは個人情報を扱う場合があります。ブログ管理者として、従来から個人情報の取り扱いには注意をしてきました。名前、写真以外は一切掲載していません。タイトル欄については、名前を英字にしています。閲覧者が増えたことから、機密保護に関しては、今まで以上に注意を払い個人情報が一切外部に漏れないように努めていきます。これからも皆様方のご支援、ご協力をお願いいたします。

栄光11会のブログは、皆様方からの投稿で成り立っています。

投稿をお待ちしております。       

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きよちゃんのエッセイ (13) ”連れの歩き”  (Okubo_Kiyokuni)

2014年10月05日 | 大久保(清)

連れの歩き

 

 通りを歩く老夫婦の歩きかたを眺めていると、何故か犬の散歩を連想してしまう時がある。犬と飼い主が並んで歩いているのを見ることは少ない。どちらかが斜め前を行くか、斜め後ろを行く。人間様はお互いに紐でつながれていないが、お互いに声を発せず、ほぼ犬のひもの距離感で歩いていく。

  歩く様子は、二人の人生の再現といっても過言ではないかもしれない。ご婦人は定年がないためか余り偏差値がなく、前を向いて普段の顔で悠然と歩んでいく。問題は、殿方である。現役時代の自信を少しも無くさず、あごを引いて前に強く足を踏み出して歩く元気なタイプ、現役時代の面影のかけらもなく、口を半開き気味にして目もうつろに歩くタイプ。両極端を述べたが、多くの殿方は後者に近いかもしれない。勿論、自分も含めて。

  典型的な二人連れを発見した。右前をしっかりとした足取りで小太りのご婦人が、買い物バッグを片手にグイグイと前に足を運ぶ。左後ろに中背の痩せた殿方が前かがみの姿勢で、右に左に揺れながら付いていく。ふっと、スーパーの安売りの街頭販売の品が気になったのか、左に寄っていくが、前のほうを気にして首をキョロキョロさせている。

―買いたいけど、ダメだよなーとまるで、犬が飼い主の手綱を気にしながら、主人の顔を窺う仕草そのものだ。やがて、未練がましく、後ろを振り返りながら、ご婦人の後を追っていく。やはり、毎食、毎食、食べさせてもらうと、主人には逆らえないのだろう。

  このパターンと逆なタイプにも出くわした。上背のある殿方が前を向いて風を切るように足を運んでいく。斜め後ろを、小柄なご婦人が、小走りしながら懸命に追いかけていく。これもよくある犬の散歩の形である。ミニダックスフンドのような小形犬が、手綱に引き回されるように足をパタパタさせて主人にくっついていく構図である。微笑ましいと見るか、横柄な旦那と見るか分かれるところだろうが、これはこれで、飼い主との関係は良好なのであろう。

  今日は、ご婦人と殿方が珍しく、並んで歩くケースに出会った。一組が、仲良く話しながら近づいてきた。服装もそれなりに気をつけているカップルである。まだ二人の会話は成立しているとお見受けした。その後ろに、八十がらみ老カップルが近づいてくる。そのままハイキングにでも行くかのように、目線を前方にしっかりとすえ、二人並んで早足に通り過ぎていった。この二組の連れを見て犬の散歩を想像しない。何故だろう。二人の間に漂う空気かもしれない。手綱の距離で歩く二人の動きが何処かチグハグになると、飼い主と犬のイメージにつながる気もする。    

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「笠間アマチュア陶芸大賞」入賞 (Nagashima_Yasuyuki)

2014年10月02日 | 中澤・長島・野崎

笠間アマチュア陶芸大賞

小生、この度「笠間アマチュア陶芸大賞」の公募展に作品を2点出品したところ、「かさまふるさと賞」と「キリンビール賞」と 2点共に入賞という嬉しい結果となりました。

(9/20~10/5茨城県陶芸美術館2Fー笠間陶芸の丘)

  (キリンビール賞入賞作品)上段左から2番目が長島君の作品

    

     (かさまふるさと賞作品)  中段左から2番目が長島君の作品

        

 

長島君の作品拡大版;キリンビール賞  

      

長島君の作品拡大版 かさまふるさと賞

       

     

 

 

 

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