11月21日(木) 晴れ。全員の心がけが良いせいか、文字通りの秋晴れ、素晴らし天気。関内駅9:00に集まったのは久しぶりの佐野君、強歩会コースを一緒に歩いた中澤君、力也君、水野君、太田君と奥山の6人。
左から 奥山・太田・佐野・水野・中澤・山口
改札口を出 て南に向かう。「港はこっち、道が違うのでは?」という質問、「いいえこちらです。」と言いながら反対方向の大通公園へ。
伊勢佐木町・長者町駅付近を左折する。水野君からパチンコの話を聞きながら山手の丘を目指す。彼は50年間で1,800万円くらい投資したそうだ。同期のF君にこの話しをしたところ、F君から「俺は50年でその10倍くらい飲み代を払った。しかも肝臓病つきだ。」と言われたとか。遊びとは金がかかるものだ。
山元町で右折し根岸森林公園に向かう。道路に出ていた森林公園への案内看板を無視して狭い道へ入る。我々は裏口から入って表口から出るのだ。階段を登ると古くて大きな建物が突然現れた。幕末に横浜の居留人向けの娯楽施設として開設し、第二次世界大戦の激化で閉鎖された根岸競馬場の建物だ。
元が競馬場だったこともあって森林公園は広い。歩いている私たちを練習中のランナーが追い抜いていく。紅葉が始まり秋を感じさせる落着いた景色。生物学に詳しい水野君が木や花の名前ばかりでなく、その性質や特徴を丁寧に説明してくれる。しかし素養のない私は聞いるそばから忘れてしまう。桜の木が沢山ある場所で「春になったら、きっと桜が綺麗だ、ここでお花見をしよう。」と水野君。「桜は南太田近くの大岡川が一番きれい。花見をするなら大岡川」と私。「いやここの方が綺麗なはずだ。」と引き下がらない彼。大岡川の桜を見てもいない癖に頑固なやつだ。
根岸森林公園
中澤君はしきりにあちこちで写真を撮っている。趣味が水彩画の彼は、あとで写真を見ながら画を描くそうだ。トイレ休憩ののちイタリア山庭園へ向かう。庭園の下の方も案内しようとすると「降りたらまたここを登って戻るの?さっきは、もう登りはないといった筈!」とあちこちから不満の声
イタリア山庭園
仕方なしにその場所から引き返し山手の丘を歩き続ける。しばらくすると横浜の男子中学・高校生がその前を通ると必ずドキドキするフェリス女学院が見えてきた。この付近はフェリスだけでなく雙葉・共立と女学校が並んでいて中学・高校男子生徒の憧れの聖地。その昔、フェリスのテニス部に入っていた従妹から聞いた話を思い出した。「山口力也さんって知っている?クラブで人気なの。」その話を力也君に伝えると「大学時代フェリスのテニス部コーチをしていた。」ことを話しただけでなく、更に「清泉女学院でも教えていた。」と付け加えた。一人だけいい思いをしながらいままで黙っていたとは汚い奴だ。しかし羨ましい大学生活を送ったものだ。
フェリス女学院
対抗意識が働いて、目の前に有る横浜山手カトリック教会を示して「横浜の住人は、この教会で結婚式をするのが理想なんだ。ここは映画にも良く出てくるんだ。僕の結婚式はここだったんだ。」と自慢するが誰も聞いてくれない。
横浜山手教会
小島君・荒木君との待ち合わせ時間(12:00)が迫ってきた。少し歩くスピードを上げる。太田君に先に待ち合わせ場所に行くことをお願いする。困ったときの太田君頼み。気のいい彼は何でも聞いてくれる。
港の見える公園~フランス山を過ぎて、石の公園ともよばれている山下公園の一番端へ。有名な山下公園もこの辺りまで来る人は少ない。どうも我々は裏口からばかり入っているようだ。
荒木君・小島君と合流し8人になって公園前で昼食。先着20名までという海鮮丼(1,030円)を注文した。具が沢山乗っていて確かに安くて美味い。ただこの海鮮丼は先着20人限定で、これで8人が決まってしまった。かなり混んでいたが「他のお客さんたちは?」と少し気になってしまう。何人かが生ビールを注文した。そのあと更に追加の生ビールを注文したのは太田君と私の二人だけだった。
午前中は仕事で午後から参加の吉川君から電話があり13:30分水上警察署前で待ち合わせすることにした。リュックを担ぎ野球帽をかぶった吉川君が現れた。仕事 = スーツ姿を思い浮かべてしまう私、思い込みが激しくなってきた。9人になって大桟橋へ。
小島君から「高校時代サッカー部の彼が試合に出るときは、大勢の女学生が見に来てキャーキャーとよく言われた。追っかけまでいた。」いう話を聞いた。サッカー部ということは知っていたが、彼が女学生に<もてた>という話を聞いたことが無い。誰も覚えていない高校時代の話、まあ好きなことを言わせておこう。
大桟橋を過ぎ赤レンガ倉庫へ。ここが初めての佐野君や中澤君が中に入る。あんなに狭苦しくて暗い場所に入る気もしない私は待ち合わせ時間を設定して辺りをぶらぶらする。
再び集合し海上保安庁前から海岸線をMM地区へ向かう。横浜に来る観光客があまり通らない道。インターコンティネンタルホテルの裏側に行きぷかり桟橋横を通り臨港パークへ。
目の前に芝生が広がっている。「MM21にこんな所があるんだ。初めて来た。」と荒木君。そろそろ疲れてきてベンチで座る人が増えてきた。急きょ予定コース変更しUターンしてパシフィコ横浜裏から万葉の湯へ。お風呂に入っていい気分になったところで反省会。生ビールが美味い。天気が良く気持ちがいい一日だった。合計28,000歩
最後に、参加された佐野君からメール、中澤君から葉書が届きました。披露させていただきます。
(佐野君からのメール)
昨日は幹事役ご苦労様でした。お世話になりました。 また早速の写真、有難うございました。 15㎞の長丁場を歩いたのは何年ぶりだったろうか? 皆さんとのワイワイ楽しい会話についつられて、気が付いたら完歩出来ていました。やはり若いとき同じ釜の飯を食った仲間いいものですね。 お陰様で今日は足の痛みは全くありません(が、やはり「腰痛は」普段よりきついようです)。これに懲りずまた参加しますので宜しくお願いします。 来年の桜の季節が待ち遠しいですね (^Λ^)
(中澤君からの葉書)
横浜散策ありがとうございます。写真もお礼致します。初めて歩く道で絵になる美しいポイントが沢山撮れて愉快なWalkingでした。無機的な東京の風景と違って横浜の街は手作り感が残っているのが気に入りました。事前に下調べで歩いていただき感動感謝しています。現役時代の念を入れる奥山さんの仕事ぶりが想像され感じ入りました。三浦半島も写真で3ケ月水彩を楽しみましたが横浜は半年楽しめそうです。