栄光イレブン会

栄光学園11期卒業生の親睦・連絡・活動記録

ブログ開設:2011年8月23日

「大河原毅君の「旭日中綬章受章感謝の集い」 報告(Ariga_Hideki)

2015年01月28日 | ◆行事報告

 

「大河原毅君の「旭日中綬章受章感謝の集い」 報告

 

昨秋の叙勲で旭日中綬章を受章した大河原毅君が、1月27日(火)ホテルオークラで「感謝の集い」を開き、11期からもこれまで大河原君と仕事の面などで関係があった8名が参加した。

今回の受章は、大河原君の企業経営者としての長年にわたる業界振興における功績が評価されたもので、会場には海外を含む業界や政府関係者が約240名集まり、彼の人脈の深さを感じさせた。

麻生副総理の挨拶に始まり、石破地方創生大臣(元農水大臣)や取引先企業のトップの祝辞が続き、しばらく歓談の後、大河原君が中学・高校時代を過ごした学校の紹介ということで栄光卒業生18名が壇上に上がり、飯島三井物産社長(17期)がOBを代表して一言挨拶をした後、全員で「千里の波涛」を斉唱し大喝采を受けた

 大河原君、改めておめでとうございました。

 <11期参加者・あいうえお順>

荒木、有賀、大河原、大久保(武)、奥山、梶浦、露無、松信、吉川(晋)

 

                    (写真 :奥山)

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きよちゃんのエッセイ (22) ”あだな” 

2015年01月18日 | 大久保(清)

あだな

父兄会の日、教室に集まったお父さん、お母さんは少し戸惑っていた。

息子が先生の名前を言うのを聞いたことがないの」「うちもそうなのよ、担任の先生はカレーパンらしいの、でも、本当の名前は知らないの・・、どの人がカレーパンかしら。」

 通っていた中学校はイエズス会の神父さんの手作りであったせいか、少し変った校則、習慣、いや癖を持っていた。あだ名で先生を呼び合い、実名は出てこないのも一例だ。 

世間の評判では、スパルタ教育を施す厳しい学校と言われた由縁は、小雨が降ろうが、雪が降ろうが、毎日、上半身裸でラジオ体操をやらされるためだったのかもしれない。厳しい校則も目白押しで、体操終了後は爪の先から髪の毛まで服装検査をされる。この総指揮官のあだ名は、天狗。勿論、氏名・洗礼名のある神父さんである。その名の由来は、簡単明瞭、彼の鼻の先が割れており、天狗の鼻に瓜二つということである。

幼小のころ、「悪さをすると、天狗さんにさらわれるぞ」と言われたものだが、この響きは当時の学生には、同じように感じられた。天狗鼻にかかったメガネの奥の鋭い目でジーっと、見すえられると、鷹に狙われた鼠のようにビクッとしたものだ。天狗のついでに赤鬼の神父さんもいた。怒ると本当に真っ赤になる。狼みたいな精悍な容貌の神父さん、あだ名はウルチ、皆、天狗ファミリーの一派である。

 先生のあだ名の由来は、聞いてみるととてもたわいもないことが多く、他人が聞けば、馬鹿みたいの一言で終わってしまうが、同窓生から言えば、あだ名を耳にすると、当時の教室のざわめき、教壇に立つ先生の真面目くさった顔、机の臭い、懐かしい級友たちの笑顔がすぐに浮かび上がってくるから面白い。少し実例を挙げてみる。くだらないが。

 「先生、今何時ですか、3時だな」 その日以来、化学の先生の名前はサンジ

先生が読むから良く聴いて「ウイー、アクチュ、ライク、アニマル」、(アクツのほうがまだ近いが)tの発音はいつもチュになるので、この先生の名前はアクチュ

栄養元素をいつも強調するので、生物の先生のあだ名は、CHONS、チョンス

後ろ手で黒板に字を書く、小柄の浅黒い顔、キョロとした目の動き、ダボハゼ

よっし、と言えず、うっし、というので、牛の様な感じの国語の先生の名前は、ウッシ

まだ沢山いたが、きりがないのでこの辺でやめる。

 先のカレーパンは試験の点数がいつも厳しく、辛いから、カレーパン。日本の神父さんも色々な科目を教えていたが、小作りのコロコロした神父さんが倫理を教えていた。あだ名は、クンタメマ、後ろから読むと分かる。クンタメマと囃したてていたら、いつのまにか校長になってしまった。我々も見る目がなかったなー、とこの頃、とても後悔している。

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きよちゃんのエッセイ (21) ”ダイヤモンドダスト” 

2015年01月11日 | 大久保(清)

ダイヤモンドダスト

 

冬のこの時期、ホテルの宿泊客は少なく、既に8時を回るが、食堂ホールはまだ薄暗く窓際の一画だけに照明が入っている。カーテンの隙間から見える暗闇を眩しく照らしヘッドライトが走り抜けていく。何か朝の感覚を狂わしていく光景だ。体内時計が落ち着かず戸惑っている。身体は朝を期待して動き始めようとするが、気持は夜の世界にまた沈みこんでいく。この国の自殺者は非常に多いと言われるが、冬の朝の重苦しい空気を見ても頷ける。こちらも、陰鬱とした暗いホールの雰囲気にとり込まれそうになるが、コーヒーを飲み終えたら、仲間を迎えに空港まで行く予定だ。

 空港で後輩達のスーツケースを後続のピックアップに詰め込み、二台連れ立って雪道をクライペダの港に向けて戻ってきたが、後続車がバックミラーから消えてしばらく経つ。峠にさしかかり、ドライバーは路面温度を注意しながらスピードを調整していた模様だが、ダッシュボードの表示温度はマイナス7度。少し待ってみようと、路肩に車を寄せた。

ドアーをあけると、風もなく、肌をさす冷たさはない。タバコに火をつけ、ゆっくりとあたりの景色に目を移す。空は青く高く澄み渡り、昨晩の新雪であたりは素晴らしい雪景色だ。正面には雪化粧した針葉樹林がどこまでも広がり、森の国リトアニアを実感させる。

 道路の傍まで迫った高く聳える木々の梢から、風に流されてサラサラとした雪片が顔面に当たったような気がするが、冷たさを感じない。太陽の光線を浴びて何かがキラキラと輝きながら舞っている。細かな銀紙のようなものがヒラヒラと飛んでいるようだ。どこまでも透き通る青空をバックに、ダンスホールのミラーボールの点滅のような輝きが視界を埋め尽くし始めた。とても幻想的な情景だ。

辺り一面に細かなガラスの破片が舞っているような景色は初めての経験である。―大気中の水分が凍結して浮遊するダイヤモンドダストの話は聞いていたが、これがそうなのか、と仲間たちは半信半疑の状態で夢中でシャッターを押している。顔を上げていくと、向こうに見える高い木立の上を音もなく、光の風が点滅しながら流れていく。

 始めての異国の素晴らしい冬景色に浸っていると、後ろからクラクションがなった。ピックアップのドライバーもキラキラと流れるガラスの光景に見とれている。土地の人もいつでも見られる光景ではないのかもしれない。しばしの夢のような世界を楽しみ、少し高揚した気持ちを引き締めてアイスバーンに車を乗り入れていった。

後続車が遅れなければ、この素晴らしい場面に出会うことはなかったろう。何故か、朝の憂鬱な気持も吹き飛び、遅れ気味の体内時計のテンポもいつもの調子に戻ってきたような気がする。

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新年おめでとうございます。

2015年01月04日 | ◆お知らせ・行事案内

栄光学園11期の皆様

新年おめでとうございます。
日頃より、いろいろなご支援ありがとうございます。

ところで、突然ですが
「11期でスキーに行く。」ことを計画した場合
参加していただける方の人数を知りたくて
この案内をお知らせいたします。

(1)行先、日程とも未定です。
   参加される方が決まりましたら
   日程及び行先のの調整を行います。

(2)日数;1泊2日 or 2泊3日程度 を考えています。

    
◆「参加してもい。」と考えていただける方は
 1月15日(木)迄に奥山宛てにメールにてご連絡ください。

  本年も<栄光11会ブログ>の
 ご支援どうぞよろしくお願いいたします。

 

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